2015年10月4日日曜日

ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル2015

こんにちは、mayukoです。

スウェーデン国内だけでなく世界中のビール、ウィスキー、それにテキーラ、ウォッカ、日本酒などが集まる毎年恒例の「ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル」が今年も開催されました。
今年はみきちゃんが日本に帰省中と言うことで1人での参加、寂しい…。途中で友人と合流し結局、いつものように昼から遅い時間まで飲み続けたのでした。



去年に引き続き、今年も一番気になるのはマイクロブルワリーのクラフトビール。
毎回最初に訪れるブースはダーラナ地方、シリヤンスネース(Siljansnäs)の
Flying Brewery
ここのビールはフルーティーで特にラガーは日本の夏(他の季節にも)に合うと思います。

ダーラナの東に位置するイェヴボリにあるブルワリーJädraölではセイヨウナナカマドとローズヒップを使ったビールを味見。


 スウェーデン北部ラップランドのブルワリー、Nausta Bryggeriではコケモモを使ったビール。

今回のフェスティバルでは一緒に行った友人の上司のブルワリーDandryds Bryggeriも出展者として初参加。ブルーマスターのマリーは本業は別にあり、最初は家で趣味でビール作りをしていたのが高じてビジネスとしてスタートするまでに。


わたしはシャンパンを使ったビールを味見させて頂きましたが、イチオシはスウェーデン人の好きなスミレのリコリス菓子を使ったビール。これは友人のを一口だけ味見しましたが…リコリスでした。

ストックホルム、セーデルマルムのStockholm Brewing Co.ではラズベリーを使った酸味のあるビール。

トートバッグやTシャツも売っているところがセーデルマルムっぽいというか。

どのブースもデザインなどもこだわっていたのですが、特に可愛かったのはヨーテボリのStigbergets Bryggeri

ここはビールがおいしいのはもちろん、ラベルも可愛かったです。


デンマークのMikkellerやストックホルムのOmnipolloなどを扱っているBrill & Coは常に人だかりが出来ていてなかなかカウンターまでたどり着く事ができません。

そんな中、やっと人ごみをかき分けてたどり着いて選んでみたのはOmnipollo Wedding Staut。ラベルが可愛いから。そしたら、シナモン入りでシナモン嫌いなわたしには辛かったです…。その後、ここで働くみきちゃんの友人を見つけて、彼お勧めのヨーテボリのDuggesによるフルーツを使った酸味のあるビールを味見させてもらいました。これがすごくおいしかったんだけど、名前忘れました…。

ストックホルム郊外にあるBrutal Brewing
まずはPistonheadの新作。


そして紅茶フレーバー、チョコレートフレーバーのビールも。


今年スタートしたばかりのThe Swedish Brewing Company。商品はまだスウェーデンの酒屋Systembolagetに並んでないそうですが、こういったビールを一足先に味わえるのもこのフェスティバルの楽しみ。

このフェスティバルにはフードコートもあって、フィッシュ&チップス、ハンバーガー、ホットドッグ、タイ料理などが並んでいました。

しかし、わたしのお目当ては日本酒を扱うAkebonoのブースのお寿司。

芋焼酎をもらって、お寿司。おいしいです。
そして同じブースに出展しているのがMacken Bryggeri。スウェーデン語でMacken(Mack)とはガソリンスタンドの意味。そのため、ガソリンタンクがディスプレイされています。

ここで頂いたのはコシヒカリを使ったIce Sake AleのShogun Assassin。ラベルは子連れ狼をモチーフにしています。子連れ狼がアサシンだったとは…。

スウェーデン以外のビールでおいしかったのはチェコのマイクロブルワリーUherský Brodのビール。ここのダーク過ぎないミディアムダークなラガービールがおいしかったです。チェコはさすがビールの国。いつか行ってみたいです。

そしてアメリカのビールを集めたブースではビールよりもスタッフが印象に。素面でこんなことをやってくれるスウェーデン人、なかなかいません。

もちろん、ビール以外のお酒も。ウィスキーは全くわからないのでパスしてまずはシードル。パッションフルーツを使ったRekorderligのシードルはキンキンに冷やしてライムなどを添えて飲むのがお勧め。ここのシードルはアルコール度数3.5%以下の物もあり、スウェーデンのスーパーなどでもよく見かける定番ドリンクです。

ちょっと珍しかったのは、オーガニックの材料を使った綺麗な色のウォッカ、Virtuous Vodka。ラズベリーやチリ、レモンなど、合成香料などを一切使わないこのウォッカ、テイストは出来ず、香りだけ試させてもらいましたが、自然な優しい香り。スタッフは日本進出にやる気満々ですので、ご興味のある方は是非、連絡を取ってみて下さい。



今年、いろいろなブースでビールを飲んで思ったのはフルーツなどをつかった酸味の強いビールが流行っているみたい、ということ。
イギリスのBeavertownの柚子を使ったYuzilla Phantomもそのひとつ。

去年の記事では以前に比べ若い男子の来場者が増えたと書きましたが今年は若い女子の来場者が格段に増えていました。スウェーデンのビールブームはまだまだ続きそう。

いつも書いていますが、このフェスティバルの楽しみは色んなビールが楽しめるのはもちろん、作り手から直接話しを聞ける事、そして何と言っても酔っぱらった素顔のスウェーデン人が見れること。ここでは酔っぱらって絡んだりケンカしてる人は見たことなく、みんな本当にお酒が好きで楽しく酔っぱらっているので昼間の街では見れないスウェーデン人の姿を観察してみて下さい。
フェスティバルは毎年、9月最終と10月最初の週末(木〜土曜日)、2週にわたって開催されています。

ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル公式HP(スウェーデン語英語

KOKEMOMO Topics
ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル 2013
ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル 2014








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2015年9月13日日曜日

ストックホルムでひとりごはん

こんにちは、mayukoです。

いきなりですがわたしは独り身。
ヨーロッパといえば『カップル文化』。他の国のことは分かりませんがスウェーデンでは女性だけ、男性だけそれぞれの友だちと遊ぶことも多いです。それでも日本に比べるとパートナーと行動することが多いように感じます。
そんな国で独り身だと「かわいそうに…」と憐れまれているかというと、どうなんでしょう?そんな事あからさまに言ってくる人はいませんが。

そんな(?)スウェーデン、ストックホルムで一人でも楽しく休日を過ごすことは出来ます。

ひとり行動のハードルの高さで言えば、やはり外食ではないでしょうか?ショッピングや映画、美術館巡りなどは1人でもそんなにハードルは高くないと思うのですが1人で外食はちょっと…という話しは良く聞きます。
特に旅行だと分からない土地で1人でレストランに入るのは気が引けて無難にファストフード店に入ったなどという話しも。

まずはランチやフィーカ。
他にも1人のお客さんが多いのでこれはそんなにハードルは高くないと思います。
個人的におすすめなのはNKデパートの4階にあるNordiska kantinenのランチ。
(KOKEMOMO Topics:NKデパートのカジュアルランチ

カフェでは窓辺の席がお気に入り。基本的には本を読んだりスマホを見たりしてるのですがそれに飽きたら窓の外を見てみたりも。


カフェによってはおひとりさま用かと思えるテーブルも。例えばVete-Kattenのこの暖炉のそばの席は椅子は二つあるけどテーブルも小さくてちょっと隅っこな感じが1人でも落ち着きます。

レストランによってはランチビュッフェなどもありますが、おかわりを取りに行くとき友だちに「荷物見といて」と言えないひとりランチは荷物を持っておかわりを取りに行くのがちょっと面倒。しかもその間に空席になったと思われたらどうしよう?冬場はコートは置いておくか?荷物が多い時は全部持って行くのか?と悩みどころも多いのです。今や安全とは言えないストックホルム、1人でのビュッフェは気を遣います。それでもランチビュッフェに行く時は食べ物の近くの席に座って席を離れた時も自分の席にいつも目が届くようにしています。

ランチやフィーカに比べるとハードルが高いのがディナーやひとり飲み。
まあ、なかなか晩ごはんを1人で外食する機会はないのですが。
バーなどはアフターワークの人たちで賑わうようなところはちちょっと苦手、そんな中で1人で飲むのはさすがに辛い…。
カフェでお酒が飲めるようなところか、レストランにバーが併設されているような所が1人でも入りやすい気がします。大事なのはお店の雰囲気。覗いてみて他に1人のお客さんがいそうなら大丈夫。

例えばストックホルム中央駅の中にあるLuzette。ここはスウェーデンの有名シェフ、ボキューズ・ドールで2011年に銀メダル、2015年には銅メダルをとったTommy Myllymäkiがクリエイティブリーダーを務めるレストランのひとつ。駅の中のレストランということで入りやすいです。

ここ以外でもレストランに併設されたバーでは、バーメニューでおつまみだけじゃないメニューがあったり、レストランと同じメニューが頼めたりします。バーでならカジュアルな雰囲気なので1人で座って食べてても大丈夫(レストランで1人で座って食べててももちろん大丈夫ですが)。


ちなみに、ここLuzetteはフィーカもOK、テイクアウトのデリもあります。

他にはストックホルムのKungsgatanにあるフードコートK25などもランチにもディナーにも使えます。
(KOKEMOMO Topics:ストックホルムのフードコートK25


結局、1人で食べてても誰も気にしやしないし、そのうち慣れるって事なんですが。
目指すイメージはこんな感じで!
KOKEMOMO Sweden Worksのページより

関連記事
ストックホルムのフードコートK25(2013.07.30)
ストックホルムÅhléns Cityのヘルシーレストラン(2015.05.17)
NKデパートのカジュアルランチ(2015.06.01)
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ストックホルム、教会ジャズコンサート(2018.03.13)


2015年9月5日土曜日

ストックホルム朝のコーヒースタンド

こんにちは、mayukoです。

わたしはストックホルム郊外の老人ホームで働いているのですが、日本と同様(時間帯は違うけど)シフト勤務。職場から遠い所に住んでいることもあり、朝早い勤務や夜遅くに帰る時は大変です。

夜勤明けに以前より出勤途中で見かけて気になっていたコーヒースタンドに寄ってみました。
朝になると地下鉄前にオープンするコーヒースタンド。名前はコーヒーワゴンという意味のKaffevagnen(カッフェヴァグネン)。

エスプレッソはちゃんと手淹れでも朝の忙しい通勤客に素早く対応していきます。

コーヒー以外にもマフィン、サンドウィッチ、ゆで卵にカッレス・キャビアも。
わたしはエスプレッソ・マキアートを注文。


ここのパンはスウェーデンのベスト・ベーカーにも選ばれたパン職人のパン、ということで今度はパンも試してみたいと思います。


このコーヒースタンドがオープンするのはDanderyds Sjukhus駅と、中心部からは離れているので観光がてらに寄るには遠過ぎとは思いますが、ホテルやカフェの朝ごはんはもちろん素敵ですが、ローカルにまじって手軽な朝ごはんもいかがでしょうか?


Kaffevagnen Facebookページ










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2015年7月9日木曜日

【お仕事報告】ELLE DECOR 8月号 北欧デザインと暮らしたい!


こんにちは、mikiです。

7月7日に発売された『ELLE DECOR JAPAN』の8月号は、『北欧デザインと暮らしたい!』というテーマでスウェーデン、デンマーク、フィンランドの暮らしに寄り添うデザインとその魅力について特集をしています。

今回9ページにわたるスウェーデン『"ガラスの王国"に眠る、ヴィンテージに出会う旅へ』の特集をコーディネートしました。

スウェーデン南部スモーランド地方の森の中をドライブしながら、ヴィンテージショップやカフェ、ガラス工房、美術館をまわり取材、撮影をしました。
スウェーデンへの旅を予定していたり、ガラスに興味のあるというみなさんにご覧になっていただけると嬉しいです。

ELLE DECOR JAPAN

Photo by Markus Karlsson Frost

Photo by Markus Karlsson Frost

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2015年7月6日月曜日

【お仕事報告】Madame FIGARO japon 8月号 北欧のしあわせなこと。

こんにちは、mikiです。
今年はブログを放置しないようにしようと年明けに誓ったばかりだったのに、結局数ヶ月も放置。いつも通りまゆちゃんに任せっぱなし...。そして久しぶりのブログというのに告知ですみません。

現在発売中(6月20日発売)の『Madame FIGARO japon』の8月号は、『北欧のしあわせなこと。』というテーマでデンマーク、スウェーデン、フィンランドの旅と暮らしにフォーカスした特集です。
別冊『おいしい可愛い、北欧アドレスブック。』では、3カ国の旬なレストランやカフェ、ショップ情報がたくさんつまっています。

今回本誌のスウェーデン西海岸のページのコーディネート、別冊北欧アドレスブックではストックホルムのレストランとカフェのページのコーディネートと原稿執筆を担当いたしました。

夏に北欧への旅を予定している方、ライフスタイルの参考にしたい方にはぴったりの内容となってしますので、ぜひご覧ください!
Madame Figaro japon HP















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