2013年1月25日金曜日

ストックホルム・ファッションウィーク A/W 2013



1/28(月)から1/30(水)まで、ストックホルムではMercedes-Benz主催によるファッションウィーク・ストックホルム 2013年秋冬(Mercedes-Benz Fashion Week Stockholm 2013 A/W)が開催されます。
今年のストックホルム・ファッションウィークでは、ÖstermalmstorgにあるBerns(バーンシュ)をメイン会場に、スウェーデンの25ブランドが2013-14年秋冬の新作コレクションを発表予定。スウェーデンを代表するチープマンデー(Cheap Monday)やバック(BACK)、ダグマル(DAGMAR)をはじめ、今期はフィンランドからマリメッコ(Marimekko)もこのスカンジナビアのファッションの首都、ストックホルムにて最新コレクションを発表します。
当日は関係者のみの入場ですが、スウェーデンのファッションマガジンBON(ボン)がサイトにて各ショーの模様をUstreamで中継配信をいたします。スウェーデンのファッションの世界をのぞいてみたいという方は、この機会にぜひチェックしてみてください。

ファッションウィークのスケジュールはこちら → Mercedes-Bentz Fashion Week Stockholm A/W 13 Schedule

ファッションウィーク中のショーの様子は、随時KOKEMOMOのツイッターやFBにて発信する予定ですので興味がある方はFollow Us!
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前回のFashion Week S/S 2013の様子はKOKEMOMO Swedenの特集ページにてお伝えしています。→ Stockholm Fashion Week S/S 2013


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2013年1月21日月曜日

[お仕事報告]北欧発、かぎ編み本発売

12月から日本に一時帰国していたため告知が遅れてしまいましたが、わたくしKOKEMOMOの大迫が翻訳に携わった、スウェーデンのかぎ編み作家エリカ・ラウレルによる、かぎ編み本「北欧発!かぎ針で編む オーガニックコットンの編みもの小もの」が12月に発売されました。


きっかけはスウェーデンでエリカの本に出会い、それを日本の出版社へ紹介したことが始まりでした。

スウェーデンには日本のように編み図が存在せず、テキストだけで編み方が説明されています。そのため、エリカの編み方のテキストを日本語へ翻訳し、その後編み図へと起こします。しかしエリカの編み方のレシピがとても大雑把だったため、確認作業のため実際に自分で編みながら、またエリカ本人とも何度も綿密なやりとりを繰り返し、大変な思いをしながらどうにか作り上げた一冊です。


この冬の時期、スウェーデンでは電車の中やカフェなどで編み物をしている姿をよく見かけます。その中には男性の姿もちらほら。冬が長いスウェーデンでは、日本よりも編み物が身近な存在なのかもしれません。

本書は実際にエリカのアパートにて撮影された作品の写真とともに、初心者の方にもわかりやすい図や説明が添えられています。そのため、まだかぎ編みの経験がない方でも楽しめる一冊に仕上がっています。ぜひ本書よりスウェーデンの手仕事の世界に触れてみてください。



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2013年1月19日土曜日

スウェーデンのフライパンとパンケーキ

クリスマスのことになりますが、プレゼントにフライパンをもらいました。

昨年あたりから今まで使っていたテフロン加工のフライパンがダメになってきていたので、新しい物が欲しいと思っていたのですがスウェーデンのキッチン用品のお店などを見てもフライパンは殆どテフロン加工の物ばかり。この先長く使うならテフロン加工ではない物がいいなあ、と思っていたのですがそういうものは結構高くて、なかなか選べずにいました。
デパートのフライパン売り場


そんな時に蚤の市でみつけたのがホーロー製品などで有名なKockumsの鋳鉄製のフライパン。ちょっと使い込まれた感じはありましたが、これなら油を馴染ませたりする手間が省けるかも、と思い購入。これが、かなり重たいのですが、使ってみると良い感じ。
Kockumsのフライパン


今回、クリスマスにもらったのはスウェーデンの鋳物メーカー、シェップスフルト(Skeppshult)の小ぶりのフライパン。

小さいのであまり重くないし、ちょっとした炒め物や目玉焼きを作るのに便利です。1906年から100年以上続くこの鋳物メーカーの商品には、25年間の品質保証がついており、彼らの物作りに対する自信と誇りが伺えます。
ホットサンドもおいしく焼けます



そして、日本ではあまり見かけないフライパンがこのブレットパンナ(Plättpanna)。


スウェーデンではパンケーキのことをパンカーカ(Pankaka)もしくは複数形でパンカーコル(Pannkakor)と呼びます。日本のホットケーキよりも薄く、クレープよりも厚い物が一般的です。そして、パンカーカの小さい物をプレッタ(Plätta)/<複>プレッタル(Plättar)と呼びます。このプレッタ専用のフライパンがプレットパンナ。

わたしの大好きなスウェーデンの絵本のひとつにペットソン&フィンドゥス(Pettson & Findus)のシリーズがあります。一人暮らしのおじさん、ペットソンさんとネコのフィンドゥスのお話しなのですが、そのシリーズの第一作目が『Pannkakstårtan(邦題:フィンダスのたんじょうび)』。ネコのフィンドゥスのためにペットソンさんがパンケーキのケーキを作ってあげるお話しなのです。



そして、シリーズ最新作、昨年発売になったのが『Findus Flyttar Ut』。フィンドゥスが引っ越しをする話しなのですが、お話しの中で、フィンドゥスがペットソンさんを引っ越しパーティーに招待するエピソードがあります。その時に振る舞われるのが、プレッタ。




この絵本を読んでいるとパンケーキやプレッタが食べたくなります。と、いうことで先週の日曜日はプレッタを焼きました。

よく熱したプレットパンナに生地を流し込んだら、良い焼き色になるまで焼くだけです。




スウェーデンではパンケーキやプレッタは生クリームとジャムなどで頂くのが一般的なようですが、この日は生クリーム、バナナ、チョコレートソース、そしてベリーを添えて。薄くて小さいのでついつい食べすぎてしまい、しばらく胸焼けが…。



わたしがいつも作るパンケーキ、プレッタのレシピはこちら


材料(4人分/パンケーキ16枚分)
・小麦粉 250cc
・塩 小さじ½
・牛乳 600cc
・卵 3個
・バター 大さじ3

作り方は塩と小麦粉をボウルに入れて牛乳を半量加えて滑らかになるまで混ぜます。その後、残りの牛乳と卵を入れて更に混ぜ、30分程生地を馴染ませるために休ませ、熱してバターを塗ったフライパンで薄く焼くだけです。わたしはやっぱり甘いパンケーキが好きなので塩を入れずに代わりに砂糖をちょっとだけ入れて作ることが多いです。

スウェーデンのパンケーキ、ぜひお試しください。


関連記事
おばあちゃんのソッケルカーカ/レシピ付き(2014.04.16)
ペットソン&フィンドゥスとユニバッケン(2014.10.24)







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2013年1月13日日曜日

ファッション×民芸/白樺樹皮細工のエキシビジョン

先日、Newsでお伝えした現在ストックホルムで開催中の白樺の樹皮細工のユニークなエキシビジョン、NÄVER SAY NÄVERに行ってきました。

エキシビジョンが行なわれているギャラリーは地下鉄Östermalmstorg駅の近く、常設市場のエステルマルムス・サールハル(Östermalms Saluhall)がある通り、ニィブロガータン(Nybrogatan)の『Sebastian Schildt +』。


Nybrogatan

Sebastian Schildt +


当日はベニサージュが行なわれており、小さなギャラリーはたくさんの人で賑わっていました。アーティストのアヤ・ユデス(Aia Jüdes)がダーラナ地方の樹皮細工職人と共同で作り上げた作品はエルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルなど有名ブランドを思わせるバッグやハイヒールの靴など。


















このモノグラム風(?)のバッグは伝統的な樹皮細工のスタイル。
こちらが伝統的な形の白樺樹皮のリュックサックです。

Digital Museum / Upplandsmuseet所蔵



一見、伝統的なスタイルの靴も近くで良く見ると…。

キラキラとしたメタルの飾りが付けられています。

こんなキュートなアイテムを持ってパーティーに行ってみたい!これらのアイテムが販売されているか分からず、もしも販売されいてもただでさえ高価な白樺樹皮細工、買えそうもありません…。しかもよく考えたらパーティーなんて行く機会はほぼありませんでした。

日本では暖かみのある雑貨として人気の樹皮細工ですが、スウェーデンでは『おばあちゃんちにある古くさい雑貨』 といったようなイメージもあります。そんな昔ながらの樹皮細工で作り出す最新のファッションアイテム、そのイメージのギャップがおもしろい!

このギャラリーと同じ並び、2軒先にはスウェーデンの手工芸品を扱うお店、スヴェンスク・スロイド(Svensk Slöjd)があります。この2軒を見比べてみるのも面白いかもしれません。

エキシビジョンの詳細などについてはNewsのページをご覧ください。
KOKEMOMO Sweden / News




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