2016年8月31日水曜日

ストックホルムの夏フェスpopaganda 2016

こんにちは、mayukoです。

8月の最後の週末にストックホルムのセーデルマルムで行なわれたミュージックフェスティバル、popaganda(ポッパガンダ)に行ってきました。フェスティバルは8/26、8/27の2日間行なわれましたが、わたしが行ったのは8/27のみ、Belle & Sebastianを観るため!

会場は地下鉄スカンストゥール(Skanstull)駅から徒歩3分くらいの市民プール、Eriksdalsbadet。

当日はお天気にも恵まれて絶好のフェスティバル日和。スウェーデンのミュージックフェスにはほんの数回しか行ったことがないのですが、入り口でチケットと引き換えにリストバンドを着けてもらいます。夏になると色んなフェスに行きたくさんのリストバンドを着けた人をチラホラ見かけます。

フェスティバルは13時スタートですが、わたしが行ったのは15時過ぎくらいから。会場もまだまだのんびりした雰囲気です。


まずは会場内をぐるっと回って何があるかチェック。そしてビール。
フェスティバルには13歳から入場可能ですがお酒が飲めるコーナーは区切られていて、入り口でIDの提示を求められます。
そしてフードトラックなども出店しているのですが、メニューをチェックするとどの店もなんだかベジタリアンフードばかり…。
そういや、アニマルライツの団体もブース出してた…超セーデルマルムだわ(個人的な偏見)。肉がないとなると余計に肉が食べたくなる!でもやっぱりない。諦めて買ったティッカマサラはおいしくなかった…。

とりあえず腹ごしらえしてから気になっていたStockholm Konstsim Herrの演技を鑑賞。
Konstsimはシンクロナイズドスイミング(スウェーデン語でkonstはアート、simはスイミング)、Herrは男性。いわゆるストックホルムのウォーターボーイズ!
『ボーイズ』と呼ぶには大人なメンバーでしたが、その演技に観客も大盛り上がり。
なんか一生懸命な感じが可愛かったです。

この時点で16:30前くらい。お目当てのBelle & Sebastianは21:45から、他には特に見たいバンドもないので芝生に座ってビールを飲みながら音楽を聞く、幸せなひと時です。popagandaはその名の通りポップミュージックのイベントなので基本的に終始ゆるい感じ。

会場にはフードブースの他に企業が出しているブースも。その中のひとつがイギリスのスムージーinnocent。ここでは商品のスムージを配っていてスタッフも「何本でも持って行っていいよー、お友だちの分も持って行ってね。」と太っ腹。他にもスウェーデンのオーツドリンクのOatlyもドリンクを配っていました。

時間は経ちちょっとお腹もスマホのバッテリーも減ってきた、ということで一旦会場をでて駅前のショッピングセンターへ。歩いてすぐのところにショッピングセンターがある。これも都市型フェスのいいところ。以前、このKOKEMOMO Topicsでも紹介したフードコートTeaternでスマホを充電しながらラーメン。
やっぱりお酒の後はラーメンよね〜、と「とんこつ」と書かれたラーメンを注文しましたが、全くとんこつ味はしませんでした。間違って別のスープを入れたんじゃ?と疑うレベル。でも、とりあえず肉も食べれて満足。

会場に戻ると、観客の数もだいぶ増えています。とくにお酒コーナーは大盛況。
昼間とは大違い。


お酒はこの区画でしか飲めないためステージを観ながら飲みたい人たちがお酒コーナーの柵の前に押し寄せます。そこまでして飲みたいのか…。

そんなこんなでトリのBelle & Sebastian。会場にはステージが二つあり交互に演奏が行なわれます。前のステージが終わりもうひとつのステージで演奏があっている間からステージ前で場所取り。おかげで結構前の方でみることが。一番前の方には10代と思われる若い子たちが。ベルセバが日本で流行った頃にまだ生まれてなかったんじゃないかと思うほど。ただ誰でもいいからフェスティバルのステージを前で見て盛り上がりたいタイプの子たちかと思いきや、メンバーが登場して演奏を始めるとノリノリで一緒に歌って確実に大ファンと言った感じ。「こんな若いファンもいるのねえ…」としみじみ。
最近の曲で盛り上がる若者と昔の曲に歓喜する大人たちと、その反応が面白かったです。ベルセバと言えばたぶん15年くらい前に福岡でライブを観たのですがその頃のこととか思い出したり、最近の曲は全くと言っていいほどチェックしてなかったけど、ずいぶんポップな感じでやっぱり昔の繊細で切ない感じの曲にグッときたり。45分ほどのステージでしたがこの夏の一番の思い出になりました。

フェスティバルのHPなどにも書いてあるのですが今回は23時以降は音は出さない、24時には閉場、と。ベルセバが最後の曲をやったのは22:55くらい。その後本人たちも期待していなかったアンコールに再登場し「すっごく速くやらなくちゃだから」と1曲だけ演奏してくれたのですが終了したのは23時ちょっと過ぎ。この辺りは街中でのフェスティバルということでかなり厳しくルールが守られます。

ストックホルムではSummerburstというEDM系のフェスティバルがありますが、去年の夏わたしはその会場近くに住んでいました。普段は静かな住宅街なのですが、近くに大きな公園と言うか空き地というか芝生が広がっておりそこでフェスティバルが行なわれます。とにかくうるさい!曲は聞こえずベースの音だけがズンズン響いてきます。Aviciiが登場するとその盛り上がりは最高潮(何があってるかネットでチェックしてた)。花火はあがるし大迷惑!でも24時だったと思うのですが時間になると一気に静かに。ホッとしたことを覚えています。でも、翌朝のアパート前の道の汚さにウンザリ…。
途中、あまりにもうるさすぎて苦情入れようかとHPを見てもあるのはプレス用のメールアドレスのみ。その姿勢にもかなり怒りを覚えました。いまだにAviciiの名前を見ると「あの夜の恨み忘れんぞ」と思うくらいです。

popagandaもわたしたち観客は楽しくても近所の人たちには迷惑なだけかもしれません。popagandaはHPに近所の人たちへ対してのインフォも載っていたり、途中会場を出た時も駅までいくと音楽はほとんど聞こえなかったので近所迷惑になっていないといいのですが。フェスに参加する側、近所に住む側、両方経験して考えさせられることも多かったです。

最後に、スウェーデンのフェスに参加する時はIDとクレジットカードを忘れずに!



2016年8月14日日曜日

ポキ/ストックホルム2016夏のドレンドフード?

こんにちは、mayukoです。

8月も半分を過ぎようとしたストックホルム、寒いです。空気がすっかり秋です。

ネットなどでストックホルムのレストランやおいしい物をチェックしていて夏頃からよく見かけたのがポキ丼。
スウェーデンでの外食、たまにおしゃれなとこに行ったりもするけれど、やっぱり食べたくなるのはアジア系の料理です。ごはんと魚のポキ丼なんて大歓迎!

と、いうことでストックホルムで食べられるポキ丼、いくつかを食べ比べてみました。

◎その1
Hawaii Poké

ストックホルム中心部に5月にオープンしたこのお店では酢飯、グリーンサラダ、サーモン、味噌スロー(味噌味のコールスロー?)、海藻サラダ、マンゴー、ワサビアイオリのスタンダードなMaui Classic(115kr)にアボカド(10kr)をトッピング。
上記メニューに載ってるもの以外にも魚卵、ガリ、スイカがのっていました。
感想は、まずサーモンが少ない。そしてわたしの丼だけですが、ワカメ(海藻サラダってワカメのみ)がどっさり。掘っても掘っても味付けのしてないワカメ…。ソースのワサビアイオリは今、メニューを見返してみて「ワサビだったんだ」と思うくらいワサビ味なし。ワサビが苦手なわたしとしてはありがたかったですが。これも今気づいたけどベース、トッピング、ソースを自分で組み合わせることもでき、そこに「ポン酢ライム」ソースも。そっちの方がおいしそうだけど、以前、ライムでポン酢を作ろうとして凄まじい「これじゃない」感にがっかりしたのでちょっと怖い。


◎その2
A Bowl

セーデルマルムの地下鉄マリアトリエット駅(Mariatorget)から少し歩いた坂道にあるポキレストラン。
ご飯、ポキソース、ポキサラダ、サーモン、アボカド、マンゴー、カシューナッツ、キムチのMaxad lax(110kr)を注文。
ポキソースとポキサラダが何なのか謎ですが、ソースはチリマヨネーズ系、サラダはキュウリ、トマト、コリアンダーなど…だったような。
ソースがしっかりご飯までかかっていて、こってり系。おいしいのですが、日本人にはソースが多すぎるかも。そして、この日だけと思いたいですが、ご飯がかたい!かためとかではなく、芯が残っています。最後の方、ソースに浸っていたお米は柔らかくなっていましたが、それを計算してのわざと…?
ここの良い所はそのロケーション、レストラン前の階段に座り、マリアトリエットを眺めながらのランチタイム(店内、テラス席もあり)。しかしこれからの時期、外で食べるのは寒過ぎるかも。


◎その3
Orange County Foods

老舗NKデパートに隣接した建物にあるオーガニックスーパー内にあるカルフォルニアスタイルのポキレストラン。
サーモン、ご飯、ガリ、アボカド、魚卵、ゴマ、スパイシーマヨのSurf's Up(119kr)を注文。
サーモンの量はここが一番多かったように思います。ここも見ての通りソースたっぷり。
しかも具もご飯もたっぷりなので、混ぜることなどもできず、上の方にのった具だけソースまみれで後は味がなくなっていきます。そして、ガリが多い上にとても辛い!!とにかくガリを食べるのに苦労しました。そして、ご飯は酢飯かどうか分からなかったです。ほんのり酢の風味がする気がするし。その上、炊飯器からよそいたてのほっかほか。


こうやってまとめてみると、性格の悪い姑のようにケチばかりつけてますが、正直な感想なので…。
ハワイの本場のポキ丼を食べたことがないので酢飯なのか、白米なのか、冷ましたご飯なのかホカホカご飯なのか…正解は分からないのですが。とりあえずいろいろ検索してみて、基本的にたれは醤油、みりん、ごま油などで作るようなのですが、何故かストックホルムはマヨ系ソースばかり…。わたしも醤油で食べたいです。

糖質制限などの流行に逆らったご飯たっぷりのポキブームですが、ご飯大好きなわたしとしては嬉しいブーム。どのお店もご飯なしのサラダベースのもの、ベジタリアン向けなどのメニューも。具の魚がサーモンというのがスウェーデンと言う感じですが、A Bowlにはマグロもあります。

店内はHawaii PokéとA bowlはかなり小さく、どちらかというとテイクアウトがメインのようです。Orange County Foodsはテーブルも多く、店内Wi-Fi、トイレもあってその点ではポイントが高いです。

味はわたし的にはA bowl、Orange County Foods、Hawaii Pokéの順ですが、好みもあるし、スウェーデンに良くあることですが、その日で出来が違うと言うこともあるので、あくまでもわたしが1回ずつ食べた結果の感想ということで。どこもボリューム満点でお腹はいっぱいになります。それと、これまた細かいですが、Hawaii PokéとOrange County Foodsはボウルが紙製なため最後ご飯粒がこびりついて「ご飯粒は残さない!」日本人としては非常に食べにくいです。

こんだけケチつけまくったら誰も食べたくないかもしれませんが、ストックホルムでご飯とお魚が食べたくなったら是非。同じ金額でお寿司を食べるよりお腹いっぱいになると思います。今後、醤油たれを使った本場ハワイのポキのお店なども出てくることを期待します。

※2016.09.09追記
その後、もう一度 A Bowlで食べましたがやっぱりご飯はとても固かったです。

Hawaii Poké
住所 Mäster Samuelsgatan 9, 111 44

A Bowl
住所 Blecktornsgränd 8, 118 24

Orange County Foods
住所 Regeringsgatan 44, 111 56(スーパーParadiset内)



2016年8月4日木曜日

ストックホルムのルーフトップバー

こんにちは、mayukoです。

8月、日本では夏本番ですが、スウェーデンはだんだん日が短くなってき秋の訪れに怯える…。それに気づかないふりしてまだまだ夏は続くと思い込む、そんな8月です。

夏といえばビール!
せっかくなので外で飲みたい、という時におすすめなのがストックホルム地下鉄Hötorget駅からちょっと歩いた所にあるカフェ兼デリ、Urban Deliが入っているビルのルーフトップバー、Urban Deli 9th Floor。
9階にあるこのバーからはストックホルムの街が一望できます。
ストックホルム市庁舎も見えます


木製のデッキがあり所々、植物も植えられているのでビルの屋上というよりちょっとした公園のような雰囲気も。

仕事の後に青空の下飲むビールは格別です。

このバーではお酒やちょっとしたおつまみなどだけではなくコーヒーなどもあるので屋上フィーカもできます。他には下のUrban Deliで食べ物を買って食べている人たちも。

雨の日以外は夏期毎日オープンのUrban Deliのルーフトップバー。仕事帰り、ショッピングの休憩に、一杯いかがでしょうか?

Urban Deli 9th Floor
住所 Sveavägen 44, 111 34 Stockholm
web http://www.urbandeli.org/sveavagen/