シナモンロールといえばスウェーデンを代表するお菓子です。
シナモンロールはスウェーデン語でKanelbulle(カネールブッレ)。Kanelはシナモン、Bulleは本来の意味は団子状の物を指す名詞ですが、ここでは甘いパン(日本語ではバンズと呼ばれることもあるそうです。)のこと。
10月4日がカネールブッレンス・ダーグになったのは1999年。スウェーデンの焼き菓子の伝統を再確認する日であり、その中でも特にカネールブッレにスポットを当てた日がカネールブッレンス・ダーグ、ということですが、その裏にはイースト、小麦粉、砂糖、そしてマーガリンの消費量アップを狙った業界の思惑もあるそうです。そして、何故、10月4日なのかというと、2月のセムラ、夏のザリガニなど他の季節の食べ物と時期が重ならないように、とのこと。調べてみるとちょっぴりがっかりな記念日の成り立ちでした…。
それでもカネールブッレは大人にも子どもにも大人気、フィーカのお供に欠かせません。この時期はスーパーマーケットやコンビニなどでもカネールブッレがたくさん売り出されています。
冷凍カネールブッレ |
コンビニの広告 |
そんなスウェーデン人の大好きなカネールブッレですが…わたしはシナモンが嫌いなのでカネールブッレも食べられないのです!一度だけ挑戦したことがあるのですが、シナモンの味がとても効いていて途中でギブアップ。そのため、日本で売られているシナモンロールとの違いもお伝えすることができないのですが…。日本のシナモンロールはアイシングがかかった物をよく見かけたように思いますがスウェーデンのカネールブッレはパールシュガーがかかっており、この砂糖のカリカリした食感がおいしいのだそうです。そして生地にカルダモンが入っているのもスウェーデンと日本の違いなのではないでしょうか?
スウェーデンを訪れる方でわたしのように、シナモン嫌いという方も大丈夫!スウェーデンには他にもたくさん、おいしいブッレがあります。カルダモンが入ったカルデムンマブッレ(Kardemummabulle)、ナッツがたっぷりのトスカブッレ(Toscabulle)、他にもバニラクリームやベリー、ピスタチオなど、いろいろな種類のブッレがあります。
種類豊富なブッラル(ブッレの複数形) |
わたしのおすすめカルデムンマブッレ |
10月4日は是非、コーヒーとシナモンロールのスウェーデン風フィーカでカネールブッレンス・ダーグをお祝いしてみてください。
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