2012年10月24日水曜日

ロールストランド・ピッピ&エーミルのクリスマスマグ 2012

9月に新作を発表したロールストランド(Rörstrand)から、新たに長くつ下のピッピとエーミルのクリスマスマグが発売になりました。

北欧のキャラクターマグと言えば、フィンランドのアラビアによるムーミンシリーズが有名ですが、2011年に発売されたのがロールストランドの『長くつ下のピッピ』と『エーミル』というスウェーデンを代表する児童文学のキャラクターをモチーフにしたマグです。

『長くつ下のピッピ』と『エーミル』は児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの代表作。アストリッドと言えば、日本では『ロッタちゃんシリーズ』が人気ですがスウェーデンでは何といってもピッピとエーミル!

アストリッド・リンドグレーン


『長くつ下のピッピ(Pippi Långstrump/ピッピ・ロングストルンプ)』はアストリッドが彼女の娘のために作ったお話しから生まれた作品です。発表から67年経った現在でもその人気は衰えず、ピッピ柄の子供服を着た子どもや、ピッピやおさるのニルソン氏のお人形を持った子どもを街で見かけることも珍しくありません。

ピッピとニルソン氏


『エーミル(Emil i Lönneberga/エーミル・イ・ロンネベリヤ)』は日本での人気はあまり高くないように思えますが、スウェーデンでは定番中の定番。1900年代初頭のスウェーデンはスモーランドの農場を舞台とした8歳のいたずらっ子エーミルのお話しです。
エーミルの家族と農場のみんな


アストリッド・リンドグレーンはわたしも大好きなので、いつか彼女について詳しく書きたいと思いますが、今回はロールストランドのマグについて…。

2011年に発表されたのはピッピとエーミルの絵本の挿絵をモチーフにしたそれぞれ3種類のマグでした。


同年のクリスマスには初のクリスマスマグを発売、今年の春にはピッピマグの新柄がが登場。
そして先日クリスマスマグの第2弾が発売されました。

ピッピのマグは「Pipps Julklapp(ピッピス・ユールクラップ/ピッピのクリスマスプレゼント)」と題された、プレゼントをもらって喜ぶピッピのモチーフ。青いマグにモノクロのピッピの絵柄、と大人でも使いやすそう。
Pippis Julklapp


エーミルのマグは「Emil och soppskålen(エーミル・オック・ソップスコーレン/エーミルとスープボウル)」。食いしん坊のエーミルがスープをつまみ食いしようとしてスープボウルに頭を突っ込んだら抜けなくり大騒動!という有名なエピソードの場面がマグになっています。お話しの主人公であるエーミルの顔が見えない場面をチョイスするところがちょっとびっくり。
Emil och soppskålen


このクリスマスマグは12月31日までの限定販売。こういうシリーズ物はひとつ買うと集めたくなってしまうのであえて手を出さないでいるのですが、『限定』といわれるとついつい欲しくなります。

ピッピとエーミルのマグ、この先、どんな絵柄が登場するのか楽しみ。アストリッド・リンドグレーンのファンとしてはムーミンマグに負けないほどの定番商品になって欲しいと思います。

ロールストランド公式サイト


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