2012年8月28日火曜日

緑の中のアトリエカフェ(Smultronställe更新情報)

KOKEMOMO Swedenがスウェーデン、ストックホルムのお気に入りの場所を紹介するページ『スムルトロンステッレ』に新しいお店が仲間入り。

ストックホルム郊外にある、自然に囲まれたカフェ『コロニー』(Koloni)。



ストックホルム郊外にあるこのカフェは元々は芸術家であるオッレ・ニィマン(Olle Nyman)の自宅兼アトリエだった場所。

このカフェ、実はわたしのスムルトロンステッレ中のスムルトロンステッレ。大好き過ぎてKOKEMOMO Swedenで紹介することもかなり悩みました。しかし、調べた限りではまだ日本のメディアなどで紹介されてないこのカフェ。このカフェ・コロニーを日本に紹介するならKOKEMOMO Swedenで最初に紹介したい、と思ったのです。

ここのケーキはどれもおいしいのですが、わたしのお気に入りは『ラバーブとリンゴのパイ』。温めたパイにバニラソースをかけて頂きます。取材に行った日もシェフのマーティンが庭になっているラバーブを収穫していましたが、いつも食べていたパイがこんな風にカフェの庭から採れた食材を使っているのを知ると、より一層おいしく感じられます。

ストックホルム市内からは少し離れたところにありますが、ちょっとした遠足気分で電車に乗って行くのも楽しい、カフェ『コロニー』の魅力をスムルトロンステッレのページで是非、ご覧ください。

スムルトロンステッレ:コロニー(koloni)


関連記事
秋のカフェ・コロニー(2012.10.30)







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2012年8月25日土曜日

ストックホルムファッションウィーク SS13

ストックホルムは、来週の27日(月)からいよいよMercedes-Benz主催のFashion Weekがスタートします。

各ブランドからインビテーションが次々に届くのを目の当たりにして毎年思うことが、まだAW12(2012年の秋冬)ものでさえ袖を通し始めていないというのに、すでにSS13(2013年の春夏)のコレクションの発表。しかも前回のファッションウィークからもう半年も経ったという時の流れの早さになによりも驚いてしまいます。

今年のストックホルムファッションウィークは、スウェーデンを代表するブランド、チープマンデー(Cheap Monday)やディアーナ・オルヴィング(Diana Orving)、ダグマル(Dagmar)、アンソフィー・バック(Ann-Sofie Back)などをはじめ、最近スウェーデンで注目を浴びているニュー・ユン(Nhu Duong)などの若手デザイナーも多く参加しています。

Diana Orving SS13 


Back AW2012


Back AW2012

注目の若手デザイナー Nhu Duong

Nhu Duong SS2012

Nhu Duong SS2012

Nhu Duong SS2012



今回のストックホルムファッションウィークのスケジュールは、こちらでチェックできます。 → Mercedes-Benz Stockholm Fashion Week SS13

今回SS13のファッションウィークは厳選したブランドのみをゆっくりチェックしてくる予定ですが、それでも数日間はショーにアフターパーティーにと忙しくなりそうな予感。

初日の月曜日は、個人的にも大好きなアンソフィー・バック(Ann-Sofie Back)のバック(Back)のプレゼンテーションからスタート!
じつは今週、用事があってアンソフィー・バックのオフィスへ伺った際に、今回のファッションウィークにてプレゼンテーションをするSS13のコレクションを少しだけ見せてもらってきました。やはり期待通りのコレクションで、今から来週のプレゼンテーションが楽しみです。
アンソフィーのスタッフたちは、ファッションウィーク前ということで皆とても忙しそうにしていました。







そして今回ファッションウィークの中で大注目をしているデザイナーはというと、ニュー・ユン(Nhu Duong)。彼女は若手ながらCheap Mondayとコラボレーションを発表したり、最近ではスウェーデンで有名なエーリン・クリング(Elin Kling)がディレクターを務めるブランドNowhereのデザイナーとして起用されたりと今後の活躍がとても楽しみなデザイナーの1人です。


今回もスウェーデンのファッションマガジン・ボン(BON)が、彼らのサイトで各ブランドのファッションショーをユーストリーム配信を予定しています。招待状がなくてファッションショーにいけない、でもSS13のコレクションが気になる!という方は是非ボンのサイトをチェックをしてみて下さい。

月曜日からのストックホルムファッションウィークのレポートは、後日KOKEMOMOのサイトにてお伝えしますのでお楽しみに!

また、いつも忙しくてついつい忘れがちなのですが、ファッションウィーク中の動向を極力KOKEMOMOのTwitterでつぶやいていく予定ですので、気になる方はFOLLOW US!!→ @KOKEMOMOswe

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2012年8月24日金曜日

刺繍作家Karin Holmbergの出版記念パーティー


センスのいいスウェーデンの手工芸品をセレクトしたショップ、スヴェンスク・へムスロイド(Svensk Hemslöjd)のスタッフでもあり、刺繍作家でもあるカーリン・ホルムベリー(Karin Holmberg)。
彼女による2作目の刺繍本Små och stora broderier(スモー・オック・ストーラ・ブロデリーエル)が先日出版されたばかり。
その出版を記念して、本日スヴェンスク・ヘムスロイドにてカーリンの出版記念パーティーが開催されました。






到着すると、もうすでにショップはお祝いに駆けつけた人々で溢れかえっていました。カーリンも始終にこにこと笑顔でとっても嬉しそう!

新著書とカーリン・ホルムベリー





じつは去年、お仕事をさせていただいた雑誌「旅」のスウェーデン民芸特集の中でも、カーリンはスウェーデンの若き刺繍作家として彼女のアトリエや作品が紹介されています。


カーリンが初めて刺繍の美しさに気づかされたのが、学生時代にスカンセンで民族衣装を着るバイトをした時とのこと。
それから本格的に刺繍の勉強をはじめたそう。
カーリンの刺繍は、スウェーデンの伝統的な刺繍を、少し彼女のテイストでモダンにアレンジしたものが多いのが特徴です。
そんな彼女の刺繍は、私たちの普通の生活にすんなりととけ込む美しさがあります。

初著作のKarins broderier(2010年)

彼女にとって2冊目の出版となる「Små och stora broderier」
「初著作のKarins broderier(カーリンス・ブロデリーエル)では、伝統的な刺繍をメインに紹介してきたため、今回の2作目はもっと色々なマテリアルを使ったり遊びを入れてみたりと、少し新しい刺繍を紹介したいと思ったの。」と話してくれたカーリン。

2作目の「Små och stora broderier」、カーリンの新たな作品を写真と図案でたくさん紹介しており、一作目より遊びのある、かわいくて美しい刺繍の世界がひろがっています。

今回出版された2作目「Små och stora broderier」

最後にカーリンが笑顔で皆に語ってくれたことは、「刺繍は針と糸と布の切れ端さえあれば始められる。だから他の手工芸と比べるとお金もかからないし、誰でも簡単に始められると思うの。私の本をみて、少しでも多くの人が興味を持ち、刺繍を初めるきっかけになったらいいな。そして刺繍の楽しさや美しさを伝えられたら嬉しいな。」

おそらく何十年と刺繍なんてやっていないであろうに、それでもこのカーリンの言葉を聞き、そして彼女の本をみて、今年の冬は刺繍をはじめてみようかと心を動かされたほど。

カーリン力作の新著書「Små och stora broderier」で、楽しくて美しい刺繍の世界をぜひ体感してみてください。

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2012年8月16日木曜日

カール・フィリップ王子×グスタフスベリ

この度、スウェーデン王室のカール・フィリップ王子(Prins Carl Philip)と友人でもあるオスカル・シィルベリ(Oscar Kylberg)のデザインチームBernadotte & Kylbergがグスタフスベリ(Gustavsberg)とコラボした食器が発表されました。

グスタフスベリといえば、1800年代から続くスウェーデンを代表する陶磁器メーカー。スティーグ・リンドベリ(Stig Lindberg)やリサ・ラーソン(Lisa Larson)などの作品で日本でもよく知られています。

photo by Gustavsbergs Porslinsfabrik



そして、カール・フィリップ王子は、スウェーデン国王カール16世グスタフ陛下の長男です。スウェーデンでは男女にかかわらず直系の子孫に年長者優先で王位が継承されるため、姉のヴィクトリア王太子と、今年生まれたその娘であるエステル王女に続いてカール・フィリップ王子の王位継承権は第3位となります。日本のメディアなどで「イケメン王子」として紹介されていることもあるのでご存知の方も多いと思います。

カール・フィリップ王子 photo by wikipedia

カール・フィリップ王子は以前にもシルバー製品の老舗ブランドMEMA/GABでカトラリーのデザインを手がけたことがあります。

photo by cafe.se

ロイヤルファミリーが食器などのデザインを手がけるというとちょっとびっくりですが、スウェーデン王室においてはカール・フィリップ王子以前にもインダストリアル・デザイナーとして活躍された方がいらっしゃるのです。

カール16世グスタフ国王陛下の叔父である、シグヴァルド・ベルナドッテ。彼はデンマークのブランドGeorg Jensenで食器やキッチン雑貨のデザインや、他にも様々なインテリア雑貨などのデザインを手がけ、現在でもスウェーデンの家庭で広く愛用されています。

photo by wikipedia


そして今回、カール・フィリップ王子がデザインしたグスタフスベリの食器というのがこちら。

photo by Gustavsbergs Porslinsfabrik

『スウェーデンの動物(Svenska Djur)』と名付けられたこのシリーズ。カール・フィリップ王子とオスカルそれぞれの甥や姪からインスピレーションを受けて選ばれた動物はモグラと野うさぎ。カール・フィリップ王子の姪といえば、前述したエステル王女。かわいいエステル王女はきっと野うさぎちゃんのはず…。

photo by Gustavsbergs Porslinsfabrik

photo by Gustavsbergs Porslinsfabrik

photo by Gustavsbergs Porslinsfabrik

こんな風に果物を盛りつけてもかわいいし、シリアルやスープなどにもちょうど良さそうです。うさぎ好きなわたしとしては是非、手に入れたい一品です!(でも、モグラもかわいい…。)







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2012年8月8日水曜日

KIRIN 世界のKitchenから「真っ赤な果実のビタミーナ」新発売!

8月7日発売のKIRIN「世界のKitchenから」の新しいドリンクは、スウェーデンの知恵から。
その名も「真っ赤な果実のビタミーナ」。
この「真っ赤な果実のビタミーナ」は、スウェーデンのベリーのサフトからインスピレーションを得て生まれました。



今回この広告撮影とスウェーデン現地取材のコーディネーションを、KOKEMOMOの大迫が手がけています。

真っ赤な果実のビタミーナは、ラズベリーとブラックカラントなどをさっと煮てサフトを作り、そこへアセロラなどの果汁などで割って仕上げているそうです。日本のムシムシとした暑い夏でもさっぱりと飲めるソフトドリンクとなっています。
スウェーデンのお母さんの愛情がつまったサフト、是非お楽しみください!

またサイトの取材レポートでは、スウェーデンの伝統が色濃く残るダーラナ地方やへルシンランド地方などをメインにロケをしてきました。
取材の時期はスウェーデンがとくに日照時間が短い時期だったため、何かと撮影に苦労した思い出も。
でも大人数の取材班でダーラナやへルシンランドを南から北へと移動し、たくさんのスウェーデンのお母さんに会う旅は、今思えばとても貴重で、そしてとっても楽しかった!
今回このお仕事でお世話になったみなさま、本当にありがとうございました。一緒にお仕事ができて本当によかった!

そして今回の取材レポートで魅力的な写真を撮られているのは、世界を旅しながら広告や雑誌などで活躍中のフォトグラファー高橋ヨーコさん。
スウェーデンの寒い冬の凛とした空気感や、時間の流れや人柄までもが伝わってくるような、そんな透明感あふれるヨーコさんの写真とともに、スウェーデンのお母さんたちの知恵がたっぷりつまった取材レポートを是非ご覧ください。





Photo by Yoko Takahashi

Photo by Yoko Takahashi

Photo by Yoko Takahashi

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2012年8月1日水曜日

ストックホルム・アーキペラゴでの休日

冬が長いスウェーデンでは、短い夏を思いっきり楽しみます。アーキペラゴ(群島)で休日を過ごすのもそんな夏の楽しみのひとつです。

ストックホルム・アーキペラゴは大小あわせて30,000から35,000にも及ぶ島々から成っています。ストックホルムの人々に人気な島といえば比較的、短時間で行くことが出来るフィヤーデルホルマナ(Fjäderholmarna)ですが、今回の目的地はストックホルムから2時間半〜3時間の所にあるモイヤ(Möja)という島です。

ストックホルム郊外の船着き場から船に乗ります。


船内はかなりゆったりしており、快適な船旅を過ごすことができます。




デッキに出て湖に浮かぶ島々を眺めたり、船内フィーカを楽しんでいるうちに目的地に着きました。



島での休日の過ごし方は基本的に『何もしない』。
水辺で水遊びをしたり、日光浴をしたり、島を散策したり…と夏の太陽と自然を思う存分満喫することがメインのようです。

それでも「せっかく来たんだから、何かしたい!」と、自転車を借りて観光スポット等をまわることに。

モイヤ教会(Möja kyrka)

この島の中心部でもあり、船着き場の近くには、教会や小さな小さな博物館があります。

こう見えても博物館

この日は残念なことに閉館日だったのですが、ここでは昔の人々の暮しの様子を知ることができるそうです。

窓から覗いた博物館


島にはレストラン等も数店あり、わたしたちが行ったのは、魚料理のレストラン。


Sikというサケ科の魚の薫製

水辺が美しい島なのに、小さな森の中にあるという、ちょっと変わったロケーションでしたが、島の周りで獲れたという魚はとてもおいしく、スタッフも皆フレンドリーで楽しく食事をすることができました。


島の中心部には手工芸のお店もあり、手作りのニット製品、木工細工、ハチミツなどが並んでいました。そして、店の中では近所の人たちが集まり世間話に花を咲かせています。そんな気取らないところも島の魅力です。





日帰り旅行の締めくくりは、船の時間までゆっくりとフィーカ。




このモイヤ・ヴァードフース(Möja Värdhus)では食事だけでなく、宿泊もできます。

お昼前に島に着いて、夕方には島を発つ日帰り旅行でしたが、のんびりとリラックスした時間を過ごすことができました。

最後に、島でよく見かけた前に荷台が付いたバイク。これがあれば、買い物も助かりそうなので、欲しくなったのですが、ストックホルムでは売ってないのかなぁ…?







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