今年も11月に行なわれたストックホルム国際映画祭(Stockholm International Film Festival)。今年は記念すべき25回目の開催でした。
まずは開催日前に25周年を記念して製作されたアイ・ウェイウェイ(艾未未/Ai Weiwei)の氷の彫刻がストックホルム市内のノルマルムストリィ(Norrmalmstorg)でお披露目されました。中国っぽいライオンの像です。
この氷の彫刻、デザインはアイ・ウェイウェイですが、実際に作ったのはユッカスヤルビ(Jukkasjärvi)のアイスホテルを手がける彫刻家。
この日はこの会場で、アイ・ウェイウェイによるビデオメッセージ、そして彼の短編映画も上映されました。
この日は夜なのに10度を超える暖かさで、氷のライオンは既にとけ始めていましたが、次の日に来てみると…。だいぶとけてます。
そして、今年の映画祭の一大イベントと言えば、ストックホルム・アチーヴメント・アワード(Stockholm Achievement Award)を受賞したユマ・サーマンが映画祭に来るということ。今年の映画祭のポスターもユマ・サーマン。
今年の主要な受賞作品、受賞者はこちら。
最優秀作品賞(Best Film)
『Girlhood』/ Céline Scimma監督
Girlhood: Photo by Stockholms filmfestival |
最優秀初作品賞(Best First Film)
『A Girl At My Door』/ July Jung監督
最優秀脚本賞(Best Script)
Nima Javidi/『Melbourne』
最優秀女優賞(Best Actress)
Jasna Zalica/『These Are The Rules』
最優秀男優賞(Best Actor)
Emir Hadzihafizbegovic/『These Are The Rules』
ストックホルム・ライフタイム・アチーヴメント・アワード(Stockhlm Lifetime Achievement Award)
Mike Leigh
ストックホルム・ヴィジョナリー・アワード(Stockholm Visionary Award)
Roy Andersson
ストックホルム・アチーヴメント・アワード(Stockholm Achievement Award)
Uma Thurman
今年はなかなか都合がつかず、1本しか映画が見られなかったのですが、最初にプログラムを見て思ったのが「日本映画が少ない。」今までは映画祭で何本か日本映画が上映されていたのに、今年は殆どと言っていいほどなく、とても残念でした。来年はもっと日本映画が上映されて、スウェーデン人にも見てもらえることを期待しています。
世界一重い映画祭トロフィー photo by Stockholms filmfestival |