スウェーデン国内だけでなく世界中のビール、ウィスキー、それにテキーラ、ウォッカ、日本酒などが集まる毎年恒例の「ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル」が今年も開催されました。
今年はみきちゃんが日本に帰省中と言うことで1人での参加、寂しい…。途中で友人と合流し結局、いつものように昼から遅い時間まで飲み続けたのでした。
去年に引き続き、今年も一番気になるのはマイクロブルワリーのクラフトビール。
毎回最初に訪れるブースはダーラナ地方、シリヤンスネース(Siljansnäs)の
Flying Brewery。
ここのビールはフルーティーで特にラガーは日本の夏(他の季節にも)に合うと思います。
ダーラナの東に位置するイェヴボリにあるブルワリーJädraölではセイヨウナナカマドとローズヒップを使ったビールを味見。
スウェーデン北部ラップランドのブルワリー、Nausta Bryggeriではコケモモを使ったビール。
今回のフェスティバルでは一緒に行った友人の上司のブルワリーDandryds Bryggeriも出展者として初参加。ブルーマスターのマリーは本業は別にあり、最初は家で趣味でビール作りをしていたのが高じてビジネスとしてスタートするまでに。
わたしはシャンパンを使ったビールを味見させて頂きましたが、イチオシはスウェーデン人の好きなスミレのリコリス菓子を使ったビール。これは友人のを一口だけ味見しましたが…リコリスでした。
ストックホルム、セーデルマルムのStockholm Brewing Co.ではラズベリーを使った酸味のあるビール。
トートバッグやTシャツも売っているところがセーデルマルムっぽいというか。
どのブースもデザインなどもこだわっていたのですが、特に可愛かったのはヨーテボリのStigbergets Bryggeri。
ここはビールがおいしいのはもちろん、ラベルも可愛かったです。
デンマークのMikkellerやストックホルムのOmnipolloなどを扱っているBrill & Coは常に人だかりが出来ていてなかなかカウンターまでたどり着く事ができません。
そんな中、やっと人ごみをかき分けてたどり着いて選んでみたのはOmnipollo Wedding Staut。ラベルが可愛いから。そしたら、シナモン入りでシナモン嫌いなわたしには辛かったです…。その後、ここで働くみきちゃんの友人を見つけて、彼お勧めのヨーテボリのDuggesによるフルーツを使った酸味のあるビールを味見させてもらいました。これがすごくおいしかったんだけど、名前忘れました…。
ストックホルム郊外にあるBrutal Brewing。
まずはPistonheadの新作。
そして紅茶フレーバー、チョコレートフレーバーのビールも。
今年スタートしたばかりのThe Swedish Brewing Company。商品はまだスウェーデンの酒屋Systembolagetに並んでないそうですが、こういったビールを一足先に味わえるのもこのフェスティバルの楽しみ。
このフェスティバルにはフードコートもあって、フィッシュ&チップス、ハンバーガー、ホットドッグ、タイ料理などが並んでいました。
しかし、わたしのお目当ては日本酒を扱うAkebonoのブースのお寿司。
芋焼酎をもらって、お寿司。おいしいです。
そして同じブースに出展しているのがMacken Bryggeri。スウェーデン語でMacken(Mack)とはガソリンスタンドの意味。そのため、ガソリンタンクがディスプレイされています。
ここで頂いたのはコシヒカリを使ったIce Sake AleのShogun Assassin。ラベルは子連れ狼をモチーフにしています。子連れ狼がアサシンだったとは…。
スウェーデン以外のビールでおいしかったのはチェコのマイクロブルワリーUherský Brodのビール。ここのダーク過ぎないミディアムダークなラガービールがおいしかったです。チェコはさすがビールの国。いつか行ってみたいです。
そしてアメリカのビールを集めたブースではビールよりもスタッフが印象に。素面でこんなことをやってくれるスウェーデン人、なかなかいません。
もちろん、ビール以外のお酒も。ウィスキーは全くわからないのでパスしてまずはシードル。パッションフルーツを使ったRekorderligのシードルはキンキンに冷やしてライムなどを添えて飲むのがお勧め。ここのシードルはアルコール度数3.5%以下の物もあり、スウェーデンのスーパーなどでもよく見かける定番ドリンクです。
ちょっと珍しかったのは、オーガニックの材料を使った綺麗な色のウォッカ、Virtuous Vodka。ラズベリーやチリ、レモンなど、合成香料などを一切使わないこのウォッカ、テイストは出来ず、香りだけ試させてもらいましたが、自然な優しい香り。スタッフは日本進出にやる気満々ですので、ご興味のある方は是非、連絡を取ってみて下さい。
今年、いろいろなブースでビールを飲んで思ったのはフルーツなどをつかった酸味の強いビールが流行っているみたい、ということ。
イギリスのBeavertownの柚子を使ったYuzilla Phantomもそのひとつ。
去年の記事では以前に比べ若い男子の来場者が増えたと書きましたが今年は若い女子の来場者が格段に増えていました。スウェーデンのビールブームはまだまだ続きそう。
いつも書いていますが、このフェスティバルの楽しみは色んなビールが楽しめるのはもちろん、作り手から直接話しを聞ける事、そして何と言っても酔っぱらった素顔のスウェーデン人が見れること。ここでは酔っぱらって絡んだりケンカしてる人は見たことなく、みんな本当にお酒が好きで楽しく酔っぱらっているので昼間の街では見れないスウェーデン人の姿を観察してみて下さい。
フェスティバルは毎年、9月最終と10月最初の週末(木〜土曜日)、2週にわたって開催されています。
ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル公式HP(スウェーデン語/英語)
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ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル 2013
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