KOKEMOMO Sweden: スウェーデンのネットフリーマーケットBlocket

こんにちは、mayukoです。

年末に学校が終わったことは先日、記事にも書きましたが、その学校で使った教科書をネットで売ることにしました。

教科書にはとても役に立つ情報がたくさん書いてあるのですが…思い切って手放すことに。今までも「何かで使うかも。」教科書をとっておいても使うことはなかったし…。

こんな時の選択肢は学校の掲示板、ネット、フリーマーケットなどです。学校の掲示板はもう学校に行かないし、貼りに行くのがめんどくさい。しかも売れてるのか謎。フリーマーケットはこれだけのために出店料払って参加するのはどうなのか？教科書欲しい人が来るとも限らない。そこで、最も一般的と思われるのがネットフリーマーケット。
スウェーデンのネットフリーマーケット、ネットオークションで有名なのはBlocket（ブロケット）とTradera（トラデーラ）です。
TraderaはE-bayに買収されてスウェーデンのE-bayとも。そして基本的にオークション形式です。
今回、わたしが使ったのはBlocket。これはいわゆる「売ります・買います・譲ります」。個人的な意見ですがTraderaはコレクターグッズや比較的きれいなものが多く、Blocketはもっと普段使いの物が多いような気がします。
そして、出品者はTraderaは掲載料はタダですが、売れた場合にその数パーセントをTraderaに払います。Blocketは掲載料が服なら20kr、本なら10krとカテゴリーによって決まっており、一瞬安いかと思いますが、写真の数を増やしたり、掲載内容を変更したり、売れたから掲載を取り消したりする際にちょこちょこ追加料金が発生します。

photo by Blocket.se

掲載は写真を撮って、値段を決めて、文章書いて、カードで払って終了。後はBlocketのチェックが入り、OKなら掲載されます。
今回のわたしの出品ページはこんな感じ。

Blocketはひとつの掲載に商品を複数載せていいので、12冊まとめて全部。しかも、写真数を増やすと追加料金がかかるので、コラージュで無理矢理1枚の写真にまとめました。
教科書は結構高いので、中古も人気があるため、普通は350krの教科書だったら200〜250krくらいで売っているのですが、わたしはもう考えるのがめんどうなので、半額から半額以下の値段で。

そのためか、今週から新しい学期が始まるからか、掲載された途端、どんどんメールがやってくる。一番人気はMedicin 1（医学１）。これは分厚くて500kr以上するのですが、250krで出品。最初にメールをくれた子に売ったのですが、あまりの人気っぷりに「300krにしとけば良かったかも…。」とケチくさいことを考えてしまいました。

トラブルということのほどは今のところないのですが、
Blocketには発送サービスなどもあるのだけど、入金確認して発送して…とかめんどうなので「郵送しません。直接会って渡せる人だけ！」って書いてあるのに、郵送を頼んで来る人、夜中の１時過ぎにメールをくれて「すぐに返事ください、できればSMSで。明日、街で会えるよ！」とか。「明日っていうか、今日でしょ、それ…。しかも夜中にメールくれてすぐ返事くれとかわたしが寝てたらどうすうんだよ？」と思いつつも、その人が欲しい本はもう売れていたのでSMSでお知らせしましたが。
こんな感じで、連絡をくれる方も気軽な感じなので、こちらも気軽に「残念だけど、もうないよ」とサクッと返事して終わり。
いきなり値引き交渉してきた人にはびっくり。

Blocketは他に服や家具、中古車、アパート貸しますなどもあります。家具や食器類などはプロの業者が出品してることもありますが、たま〜に個人が出品しているもので掘り出し物があったりも。日本への発送はしてくれないとは思いますが、スウェーデン旅行のついでに現地で会って受け渡しなど、交渉次第ではアリかも。
ただ、「きれいな状態」の基準が日本人とスウェーデン人ではかなり違うため、そこには気をつけた方がいいと思います。

BlocketによるとBlocketを利用する人たちの42%はリサイクル、リユースなど環境保護の視点からBlocketを利用しているそう。さすがスウェーデンと言うべきでしょうか。以前紹介したセカンドハンド・ショップのMyrornaなどもそうですが、スウェーデン人は中古品に対する抵抗が少ないように思います。