ストックホルムの空港といえばアーランダ空港。首都にある国際空港としては小さく、ショップなども少ないため日本帰国前に「空港でお土産を買おう。」などと思い、がっくりしたこともありました。しかし今年の春に第2ターミナルが改装され、ショップなども増えたとのこと。(この夏に第2ターミナルを使った時にはあまり気づきませんでしたが…。)そんな新しいアーランダ空港のプロモーションの一環としてだと思うのですが、スウェーデンでも今、話題のフードトラックにアーランダ・フードトラックが登場しました。
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第2ターミナルラウンジ(Arlanda Airportより) |
今、世界の様々な国でブームとなっているフードトラックはここスウェーデンでもじわじわと人気を高めています。以前紹介したセーデルマルム、ホンシュトゥールのストリートマーケット、Hornstull Marknadでも各種のフードトラックが集まっていました。
先週の日曜日にアーランダ・フードトラックが登場したのは王宮のすぐ近く。
トラック内にはジュースなどの冷蔵ショーケースやコーヒーマシーンまで完備しておりなかなか本格的。
メニューはアーランダ空港にあるレストランの中から選りすぐられた5品。
・オッソ・ブーコ(Lavazza Espression)
・プルド・ポーク(Food Market)
・ラザニア(Taste)
・トリュフリゾット(Himmel & Hav brasserie & Bar)
・わさび漬けスモークサーモンのラーメン(Indochine)
これらが全て65kr。ストックホルムのランチ事情を考えるとかなり安めの値段設定です。わたしは、この中からトリュフリゾットをチョイス。
テイクアウト用の容器は紙製でかわいい木のナイフとフォークが付いてきます。
アーランダ空港にあるレストラン一覧表も添えられていて、普段は空港に行っても食事はしないので「こんなにたくさんレストランがあるんだ…。」と感心してしまいました。
リゾットはアスパラ、温泉卵がのっていて味付けもご飯の炊き加減(?)もちょうど良くておいしかったです。肝心のトリュフですが、トリュフ入りのチーズが使用されているようでした。トリュフ自体、あまり食べたことがないので、どの味がトリュフだったのかはわかりません…。でもおいしかったので良しとしましょう。
このアーランダ・フードトラック、いつまでの営業か分からないのですが、スケジュールなどは公式サイトで確認することができます。ストックホルムに観光などで来て、わざわざ空港レストランの料理を食べたいと思わないかもしれませんが、このトラックを街で見かけたらちょっと覗いてみてください。青いトラックはなかなか可愛いですよ。
さて、この日、王宮近くを通るとたくさんの人だかり。そしてなんだか聞いた事のある声が聞こえてきます。
この9月15日はスウェーデン国王カール16世グスタフ陛下の即位40周年の記念日だったのです。今年が40周年とは知っていたのですが、この日とは知らず、びっくり。そして聞き覚えのある声の主は国王陛下!ちょうどスピーチをなさっているところでした。
近くまで行って見てみたいけれどたくさんの人で近寄れません。そうして頑張って撮った写真がこちら。
手を挙げていらっしゃるのが国王陛下(のはず…)、エステル王女を抱いたヴィクトリア王女とダニエル王子、マデレーン王女と結婚されたクリス・オニール氏の姿も見えます。でも、肉眼では殆ど誰が誰だか分かりませんでした。9月15日はなんと、ダニエル王子40歳のお誕生日でもあります。カール16世グスタフ陛下が即位されたその日にダニエル王子が生まれたなんて、ちょっと運命を感じてしまいます。
この日の様子はスウェーデン王室公式サイトやMetroなどでもご覧になれます。他にも即位40周年の特別ページも設けられています。
この日、前述のアーランダ・フードトラックでは国王即位40周年をお祝いしてストックホルム郊外シーグテューナ(Sigtuna)にあるおいしいチョコレート・ショップRC Chocolatのレモンメレンゲタルトが振る舞われました。
チョコレートの王冠がのったタルト |
トラックにも国旗を飾ってお祝い |
思いがけず国王陛下の即位40周年をお祝いすることができて、王室好きのわたしとしては嬉しい1日でした。ちなみに、先日発売された即位40周年の記念切手ももちろん買いました。この切手はまだ買うことができるので、スウェーデンにお越しの際は是非チェックしてみて下さい。
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posten.seより |
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