第三アドヴェントも過ぎてクリスマスまでもう少し。
クリスマスといえば言わずと知れたキリスト教のお祝い。だからなのかこの季節はチャリティー活動も盛んになります。
例えばクリスマスプレゼントをもらえない子どもたちへのプレゼントを集めたり、ホームレスへの寄付を募るためにKungsträdgården(王立公園)でクリスマスランチを販売したり、しかもそのランチを手がけるのがミシュランの星付きレストランのシェフ、Mathias Dahlgren(マティアス・ダールグレン)だったり…。
もっと手軽なところではクリスマスカード。売り上げの一部が寄付されるというもの。
写真はユニセフのものですが他にも子どもガン基金、子どもの権利を守る団体、動物保護団体など様々な団体からクリスマスカードが発売されています。
他にもそれぞれのウェブサイトでクリスマスグッズが売り出されたりクリスマスの寄付を募ったりしています。
定番なのは街頭での募金。こちらは去年の写真ですが救世軍の募金。日本では年末の街頭募金運動として知られる社会鍋。スウェーデン語ではクリスマスの鍋、Julgrytan(ユールグリィタン)と呼ばれているそう。
今年街で見かけたのは男声合唱団によるクリスマスソング。
横にはストックホルムのキリスト教系チャリティー団体の寄付を募るポスターが。
しかしそこに募金箱はなく寄付はスウェーデンの送金・支払いアプリSwish(スウィッシュ)の番号が。みんなこのポスターの前でスマホを取り出し操作していました。わたしも先日やっとダウンロードしたSwishを使って少しですが募金。送金が完了するとこんな画面が。Din gåva är skickad!とは「あなたのプレゼント(寄付)は送られました!」の意味。
そして地下鉄T-Centralenの駅に出現した自動販売機。
これは国境なき医師団によるもの。寄付金額250kr、500krなど何種類かあり寄付証明を購入する事ができます。自動販売機ですが支払いはカード。この証明をクリスマスプレゼントとして渡すのです。クリスマスにプレゼントはいらないからその分のお金を寄付して欲しいという人は結構います。
わたしは普段、寄付や募金を積極的にする方ではないのですが、クリスマスシーズンのこの雰囲気になんとなく寄付や募金をしようという気分になります。それくらいスウェーデンでは寄付が身近にあり、現金、カード、Swish、ネットでと支払い方法も手軽に選べるのも寄付へのハードルを低くしているのかもしれません。
なるべく多くの人が安心できる場所であたたかなクリスマスを過ごせますように。
ガムラスタンのクリスマスマーケット2012(2012.12.01)
ストックホルム、クリスマスの風景(2013.12.22)
ストックホルム、クリスマスの風景2014(2014.12.21)
ストックホルム、クリスマスの風景 2015(2015.12.22)
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