こんにちは、mayukoです。
8月の最後の週末にストックホルムのセーデルマルムで行なわれたミュージックフェスティバル、popaganda(ポッパガンダ)に行ってきました。フェスティバルは8/26、8/27の2日間行なわれましたが、わたしが行ったのは8/27のみ、Belle & Sebastianを観るため!
会場は地下鉄スカンストゥール(Skanstull)駅から徒歩3分くらいの市民プール、Eriksdalsbadet。
当日はお天気にも恵まれて絶好のフェスティバル日和。スウェーデンのミュージックフェスにはほんの数回しか行ったことがないのですが、入り口でチケットと引き換えにリストバンドを着けてもらいます。夏になると色んなフェスに行きたくさんのリストバンドを着けた人をチラホラ見かけます。
フェスティバルは13時スタートですが、わたしが行ったのは15時過ぎくらいから。会場もまだまだのんびりした雰囲気です。
まずは会場内をぐるっと回って何があるかチェック。そしてビール。
フェスティバルには13歳から入場可能ですがお酒が飲めるコーナーは区切られていて、入り口でIDの提示を求められます。
そしてフードトラックなども出店しているのですが、メニューをチェックするとどの店もなんだかベジタリアンフードばかり…。
そういや、アニマルライツの団体もブース出してた…超セーデルマルムだわ(個人的な偏見)。肉がないとなると余計に肉が食べたくなる!でもやっぱりない。諦めて買ったティッカマサラはおいしくなかった…。
とりあえず腹ごしらえしてから気になっていたStockholm Konstsim Herrの演技を鑑賞。
Konstsimはシンクロナイズドスイミング(スウェーデン語でkonstはアート、simはスイミング)、Herrは男性。いわゆるストックホルムのウォーターボーイズ!
『ボーイズ』と呼ぶには大人なメンバーでしたが、その演技に観客も大盛り上がり。
なんか一生懸命な感じが可愛かったです。
この時点で16:30前くらい。お目当てのBelle & Sebastianは21:45から、他には特に見たいバンドもないので芝生に座ってビールを飲みながら音楽を聞く、幸せなひと時です。popagandaはその名の通りポップミュージックのイベントなので基本的に終始ゆるい感じ。
会場にはフードブースの他に企業が出しているブースも。その中のひとつがイギリスのスムージーinnocent。ここでは商品のスムージを配っていてスタッフも「何本でも持って行っていいよー、お友だちの分も持って行ってね。」と太っ腹。他にもスウェーデンのオーツドリンクのOatlyもドリンクを配っていました。
時間は経ちちょっとお腹もスマホのバッテリーも減ってきた、ということで一旦会場をでて駅前のショッピングセンターへ。歩いてすぐのところにショッピングセンターがある。これも都市型フェスのいいところ。以前、このKOKEMOMO Topicsでも紹介したフードコートTeaternでスマホを充電しながらラーメン。
やっぱりお酒の後はラーメンよね〜、と「とんこつ」と書かれたラーメンを注文しましたが、全くとんこつ味はしませんでした。間違って別のスープを入れたんじゃ?と疑うレベル。でも、とりあえず肉も食べれて満足。
会場に戻ると、観客の数もだいぶ増えています。とくにお酒コーナーは大盛況。
昼間とは大違い。
お酒はこの区画でしか飲めないためステージを観ながら飲みたい人たちがお酒コーナーの柵の前に押し寄せます。そこまでして飲みたいのか…。
そんなこんなでトリのBelle & Sebastian。会場にはステージが二つあり交互に演奏が行なわれます。前のステージが終わりもうひとつのステージで演奏があっている間からステージ前で場所取り。おかげで結構前の方でみることが。一番前の方には10代と思われる若い子たちが。ベルセバが日本で流行った頃にまだ生まれてなかったんじゃないかと思うほど。ただ誰でもいいからフェスティバルのステージを前で見て盛り上がりたいタイプの子たちかと思いきや、メンバーが登場して演奏を始めるとノリノリで一緒に歌って確実に大ファンと言った感じ。「こんな若いファンもいるのねえ…」としみじみ。
最近の曲で盛り上がる若者と昔の曲に歓喜する大人たちと、その反応が面白かったです。ベルセバと言えばたぶん15年くらい前に福岡でライブを観たのですがその頃のこととか思い出したり、最近の曲は全くと言っていいほどチェックしてなかったけど、ずいぶんポップな感じでやっぱり昔の繊細で切ない感じの曲にグッときたり。45分ほどのステージでしたがこの夏の一番の思い出になりました。
フェスティバルのHPなどにも書いてあるのですが今回は23時以降は音は出さない、24時には閉場、と。ベルセバが最後の曲をやったのは22:55くらい。その後本人たちも期待していなかったアンコールに再登場し「すっごく速くやらなくちゃだから」と1曲だけ演奏してくれたのですが終了したのは23時ちょっと過ぎ。この辺りは街中でのフェスティバルということでかなり厳しくルールが守られます。
ストックホルムではSummerburstというEDM系のフェスティバルがありますが、去年の夏わたしはその会場近くに住んでいました。普段は静かな住宅街なのですが、近くに大きな公園と言うか空き地というか芝生が広がっておりそこでフェスティバルが行なわれます。とにかくうるさい!曲は聞こえずベースの音だけがズンズン響いてきます。Aviciiが登場するとその盛り上がりは最高潮(何があってるかネットでチェックしてた)。花火はあがるし大迷惑!でも24時だったと思うのですが時間になると一気に静かに。ホッとしたことを覚えています。でも、翌朝のアパート前の道の汚さにウンザリ…。
途中、あまりにもうるさすぎて苦情入れようかとHPを見てもあるのはプレス用のメールアドレスのみ。その姿勢にもかなり怒りを覚えました。いまだにAviciiの名前を見ると「あの夜の恨み忘れんぞ」と思うくらいです。
popagandaもわたしたち観客は楽しくても近所の人たちには迷惑なだけかもしれません。popagandaはHPに近所の人たちへ対してのインフォも載っていたり、途中会場を出た時も駅までいくと音楽はほとんど聞こえなかったので近所迷惑になっていないといいのですが。フェスに参加する側、近所に住む側、両方経験して考えさせられることも多かったです。
最後に、スウェーデンのフェスに参加する時はIDとクレジットカードを忘れずに!