今年は4年に1度のUEFA欧州選手権の開催年。
スウェーデンではEuropamästerskapet i fotbollを略してただ単にEMもしくはfotbolls EMと呼ばれています。ちなみにワールドカップはVärldsmästerskapet i fotbollでVMです。
フランスで開催されたユーロ2016、スウェーデンでは時差なしでテレビ観戦ができます。日本にいる時は深夜まで起きてたり早朝に起きて見ていたユーロが時差なしでしかも普通のチャンネルで見れる、スウェーデンに引っ越して良かったと思うことのひとつです。
わたしは2008年の7月末に引っ越したため(本当はユーロ2008開催前に引っ越したかったけど…)スウェーデンで見るユーロは2度目。テレビ観戦に際しては雑誌の特別号を買って色んなチーム(のかっこいい人)をチェック。
サッカーユーロの全て/ユーロバイブル |
スウェーデンはグループリーグでイタリア、ベルギー、アイルランドと戦いました。結果はご存知の通りグループリーグ敗退…。
ストックホルムのパブやレストランなどでもパブリックビューイングが行なわれています。特にスウェーデン戦は家で1人で見るよりも皆と盛り上がって見たいので街にくり出します。
スウェーデン初戦の対アイルランド戦はセーデルマルムのレストラン&バーの中庭で。小さな中庭はスウェーデンサポーターでいっぱい。バーにビールを買いに行くのも一苦労。
ちょっとこじゃれたレストランということもあり集まっている人たちもいかにもセーデルマルムの若者といった感じの人たちが大多数。ぎゅうぎゅう詰めですがいい雰囲気です。しかし背の高い人が前に来ると結構大変…。この試合でスウェーデンは1点をとったのですがその瞬間は観客皆で抱き合ったりして大喜び!!しかし次の瞬間それがアイルランドのオウンゴールと分かり自虐のようなアイルランドをちょっとばかにするような笑いにつつまれました。そんなこんなでとりあえず引き分けで終了。
2試合目のイタリア戦は負けてしまい、3試合目のベルギー戦。これも同じレストランに見に行こうと思ったら試合開始1時間以上前に行ったのにすでに入場制限がかかるほどの満員状態。諦めてその近所のパブへ。この試合に勝てば決勝トーナメントに進出できたので力が入ります。普段のシャイなスウェーデン人とは思えないほどの怒号も飛び交います。でも結局は負け…。後半ベルギーに1点に入れられた時点で観客も諦めモード、諦めよ過ぎなスウェーデン人はこんな時も諦めがよいのです。
試合終了後みんなさっさと携帯チェック |
このユーロでスウェーデン代表引退を表明していたズラタン・イブラヒモビッチ、翌日の夕刊も彼が一面でした。しかし、わたしとしては同じく代表を去ると言われているキム・シェルストレーム(Kim Källström)の方が気になります。
スウェーデンは今回のユーロ2016での獲得点はたったの1点しかもオウンゴールという情けない結果に…。でも、わたしのきらいな監督が今回やっと辞めてくれるみたいなのでこれからのスウェーデン代表に期待です。
さてこのユーロ開催の間スウェーデンでは色々なサッカー関連商品が。
パンツタイプのおむつ |
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スクラッチ宝くじ/Heja Sverige(ヘイヤ・スヴァリエ)は頑張れスウェーデン |
スウェーデンがグループリーグ敗退しユーロが終わったような雰囲気もあったストックホルムですが、スウェーデン人の新たな希望はアイスランド。ご近所さんでしかも監督がスウェーデン代表の監督を務めていたラーシュ・ラーゲルベック(Lars Lagerbäck)というとこもあり親近感が沸くようです。
6/27のアイスランド対イングランドはスウェーデン人の友だちとセーデルマルムのパブで観戦。わたしはイングランド派。しかし観客のほとんどはアイスランド応援。この時までスウェーデン人がここまでアイスランドに肩入れしているとは知らずびっくり。
あまり関係ないですがパブの壁にはスウェーデン代表サイン(プリント)入りユニフォームが。2012年度のものと思うのですが、わたしのアイドル、アンデシュ・スヴェンソン(Anders Svensson)のサインがどれか分からず…。
結果、アイスランドの勝利で自国が勝ったかのように喜んで勝ち誇るスウェーデン人。「スウェーデンはとっくの昔に負けたくせに」と軽くイラッとしました。
パブの外にはがっかりなイングランドサポーターたち。悔しさを分かち合いたかったです。
7/10の決勝までストックホルムのレストラン、パブなどではユーロ観戦ができますのでスウェーデン人たちに混じってのサッカー観戦はいかがでしょうか?
次のスポーツイベントはオリンピック。オリンピックサッカーはユーロやワールドカップに比べると盛り上がりませんが今回は日本とスウェーデンが同グループで戦うので見逃せません。わたしはもちろん、日本応援で!