前回に引き続き、ストックホルム・ファニチャー・フェアの様子をお伝えします。
今回、わたしが個人的にいちばん、欲しくなったのがデンマークのLiggestolenの籐の家具。籐のソファーや子ども用の椅子など…スウェーデン人には「趣味がババくさいよね。」と言われたりするけど、かわいい!
そして、これも気になったスウェーデンのTre Sekelの椅子。わたしはたぶん、おばあちゃんの家にあるような家具が好きなのです。
毎年恒例になりつつあるNordic CareのブースでDrop Coffeeを飲みながらのちょっと休憩。
小さな部品までひとつひとつ手作りしているスウェーデンの新しい照明ブランドLightworkはおしゃれな中にもクラフトマンシップがうかがえます。
スウェーデン、日本、台湾など色々な国のデザイナーが集まり、台湾の金属加工の技術を活かして作られているNak Nak。
HEX KEY(Yuko Maki)/ photo by Nak Nak |
最後は若手デザイナー、学生たちの展示が集まるGreen Houseへ。
フィンランドのTurku university of applied sciencesの学生たちのグループHippa!による子ども向けの家具。
スウェーデンのCarl Malmsten Furniture Studies。
そして、そのカール・マルムステンにより設立されたCapellagården。
数々の有名アーティストを輩出したスウェーデン国立美術工芸大学、Konstfack。
Beckmansの展示で気になったのはディスプレイキャビネット。棚の中に照明が内蔵されていて、ランプがついていると中が見え、ランプを消すとガラスが鏡になり、中が見えなくなるというIRL vs. Social Media Reflections。自分が選んだものだけを外に向けて見せるソーシャルメディアでの関係性をテーマにしたというこの作品、家具にもひとつひとつストーリーやテーマがあることを再確認しました。
ルンド大学のSchool of Industrial DesignのテーマはThe Tomorrow Collective。ロリポップを作るSomething Sweetやハーブポット、他にもスパイス入れと米びつが一緒になったものなど、面白くてかわいい作品が並んでいました。
学校などだけではなく、個人での出展も。
スウェーデンで活動する日本人の織物作家の堀田ふみさん。ノーベル晩餐会のテーブルリネンも手がけるスウェーデンのKlässbols Linneväveriとの新商品、スカーフを出品。
韓国出身のキューヒョン・チョウ(Kyuhyung Cho)の作品、ブックスタンドは色づかいも形もキュート。彼は最近ではイッタラのテキスタイル商品のデザインも手がけるなど、今後の更なる活躍が楽しみです。
毎年の事ながら歩き疲れたファニチャー・フェアでしたが、今年も素敵な作品や、新しいブランドに出会えて楽しかったです。来年、2016年は2月9日から13日までの開催予定。最終日には一般公開もされますので、北欧インテリアに興味のある方は是非、足を運んでみて下さい。その時は、がんばり過ぎずに途中で何回ものんびりフィーカをしながら見て回ることをお勧めします。
ストックホルム・ファニチャー・フェア 2013
ストックホルム・ファニチャー・フェア 2014 vol.1/vol.2
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