もう3月末なのに、雪が積もったり、とても天気が良かったり風が強かったり…毎日のようにころころ天気が変わり外出するのに何を着るか困ってしまうストックホルムです。
先日、ストックホルムスメッサン(Stockholmsmässan)で行なわれたガーデニング、園芸のフェア、ノルディスカ・トレードゴーダル(Nordiska Trädgårdar/ノルディック・ガーデン)に行ってきました。
わたしが園芸に興味を持ったのは実はMikiちゃんの影響。スウェーデンではアパートなどでも園芸を楽しむ人が多くいるのですが、長い休暇には植木の世話を家族や友達、ご近所さんに頼んだりします。わたしも一昨年、Mikiちゃんの植木を預かったことをきっかけに園芸の楽しさに目覚めてしまったのです。それまではMikiちゃんの園芸趣味を「おばちゃんみたい」と笑っていたのに…。
今回のフェアは木曜日〜日曜日に開催され、わたしは金曜日のお昼くらいに行ったのですがすごい人出。入場口は複数あるのに、長蛇の列。
会場内には種や苗、園芸用品の販売、ガーデナーによるお庭の展示などが。
園芸用のハサミ、ノコギリなどは日本製の物が多く出ていました。この看板、日本の『日』の字がちょっと惜しい!
これはナメクジ撃退アイテム。カゴ部分に専用のエサを入れておくとナメクジが食べて…コロリ、という具合です。エサが雨にぬれないようにかわいい手描きの傘がついています。スウェーデンのナメクジはとにかく大きくて気持ち悪い…。
カール・フォン・リンネ(Carl von Linné/スウェーデンの植物学者)の公園でのパーティーをテーマにしたテーブルセッティング。
ダーラナ地方にあるスウェーデンの画家、カール・ラーション(Carl Larsson)の記念館、カール・ラーション・ゴーデン(Carl Larsson-gården)のお庭。
スモーランド地方にあるアストリッド・リンドグレーン・ネス(Astrid Lindgrens Näs)のお庭はピッピやロッタちゃんで知られるアストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren)のお話しに出てきそうな自然な草花を配しています。
スモーランド地方にある17世紀の雰囲気を残すミュージアム、フーセビィ・ブルク(Huseby bruk)は素敵なサロンの中がお庭に。
ガーデニングインテリアなども。
なぜか食べ物もたくさん。
スカンセン(Skansen)やスーパーマーケットのCoopが出展している子ども向けスペースではエコや養鶏などについて学ぶことができます。
その他にも様々な園芸、畑関係の出展がありました。
本当は苗か種を買いたかったのですが、あまりの人の多さに選ぶ気力もなくなり買うことが出来ず。唯一買ったのはスウェーデンの鳥類学会Sveriges Ornitologiska föreningenのピンバッジ。20Kr以上を鳥の巣箱に入れて好きなピンをひとつ選ぶというもの。このお金は鳥の保護に使われます。本当はリスが欲しかったけどなかったので、キツネに。キツネと言うと野鳥の天敵のような気もしますが…。
スウェーデンは冬が長く自然の草花を楽しめる期間が短いからおうちで緑を楽しめる園芸が人気なんじゃないかと、わたしは思っているのですが、その力の入れようを甘く見ていました。こんなに大盛況だとは…。次回はわたしももっと気合いを入れて臨みたいと思います。植木鉢で楽しめる観葉植物より庭作りや畑作りといった感じの出展がメインでしたが、所々に見られる植木鉢ではない物を使った植木の飾り方など参考に出来そうな物も多かったです。それよりも、市民菜園コロニーロット(Kolonilott)を借りて野菜や花を作りたくなってしまいました。ストックホルムではコロニーロットはすごい人気で何年も待たないと借りることは出来そうにもありませんが。
もうすぐ、本格的な春がきます。Mikiちゃんを誘って園芸ショッピングに行きたいなー。
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