ちょっと街にお買い物に行く前にお腹がすいたので軽く何か食べようと考え「今日はコレだ!」と思いついたのがスルッセン(Slussen)の地下鉄の駅の改札を出た広場にあるニシン屋台です。
NYSTEKT STRÖMMING(焼きたてニシン)と書かれた魚の形の看板が目印のこの屋台からはいつもおいしそうな匂いがしています。KOKEMOMO Sweden、スムルトロンステッレのページでキャラメル屋さんパーランス・コンフェクティールのスタッフもストックホルムのお気に入りスポットとして挙げていたこのニシン屋台は、こんな天気の良い日のランチにぴったり。今日も屋台の横に設置されたテーブルや広場の階段など思い思いの場所で日光浴を楽しみながら食事をする人たちがたくさんいました。
『焼きたてニシン』と言っても、細かいパン粉をつけて揚げ焼きにしたような感じで、あえて例えるなら『アジフライ』。食べる度に「醤油かソースをかけてご飯と食べたい。」と思う味です。メニューはスウェーデンの堅いパン、クネッケブロード(knäckebröd)にのせただけのシンプルな物からハンバーガーのようにパンで挟んだ物など、数種類あります。今日わたしがオーダーしたのは、マッシュポテトの上に焼きニシンが3枚それにクネッケブロードと付け合わせの野菜とディルマヨネーズが添えられたプレート。
このプレートの値段は75kr。日本円にすると現在のレートで約900円!このプレートより少し量が控えめで女性が食べるのにちょうど良いサイズのメニューがあり3年前は45krだったのに今日見てみると、なんと60krになっていました。スウェーデンでは今年の1月にレストランなどでの食事にかかる消費税が25%から12%に引き下げられ、大手ハンバーガーチェーン店なども値下げをしたというのにこの値上がり、びっくりしました。安くておいしい庶民の味のはずの焼きたてニシン。このままではわたしにはなかなか手が出せない高嶺の花になってしまいそうです。でも、味はもちろんおいしくお腹もいっぱいになりました。
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