2014年10月7日火曜日

ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル2014

こんにちは、mayukoです。

毎年恒例のストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバルが今年も開催されました。去年はいきなりテキーラなどの強いお酒から始めて途中で酔ってしまい、最後の方はもう何を飲んでるんだかよく分からない状況に。今年はそんな去年の教訓を生かし本当に飲んでみたいものだけ、味わって飲むことに(って心に決めたけど結局は…)。



まずは去年も飲んでおいしかったダーラナ地方、シリヤンスネース(Siljansnäs)のマイクロブルワリー、Flying Brewery。ここではラガーの新作を試飲。わたしはやっぱりラガーが好きなのですが、この新作ラガーはフルーティーな香りもして、さらにおいしい!そして、スパークリング日本酒や梅酒も試飲させて頂きました。

実はこのブルワリー、日本酒の輸入も行なっているのです。梅酒も普通にシステムボラーゲット(Systembolaget/スウェーデンの国営酒屋)で買えるものよりずっとおいしい。本当の手作りの梅酒の味です。これら日本酒はシステムボラーゲットでの注文販売になりますが1本から注文を受け付けてくれるそうです。
このFlying Breweryはシリヤンスネースの飛行場にブルワリーを構えており、この名前もそれにちなんだものだそうです。


続いては同じくマイクロブルワリーのCoppersmith's Brewery。これはストックホルムの西に電車で1時間ほどの場所にあるヴェステロース(Västerås)に新しく出来たブルワリーで、今年の7月に販売を始めたばかりだそうです。まず試飲させて頂いたのがピルス(The Pawn's Pils)とレッドラガー(The Rook's Red Lager)。どちらもちょうどいい苦みで飲みやすくおいしかったです。ここのスタッフのお兄さんがとても感じの良い方で写真を撮ると「俺、日本で有名になっちゃうー?日本に行ったら『あ!あなたは、あの!?』とか言われちゃう?」とノリノリでした。
ちなみに、わたしの選んだThe Pawn's Pilsはモダン・ライト・ラガーの部門で3位を受賞!

そしてもうひとつ、ルバーブとラズベリーのビールFusion Saison。夏の日に外で飲みたくなるような酸味がきいた爽やかなビールでした。これはわたしもみきちゃんも特にお気に入り。

続いて覗いたのは日本酒を扱うAkebono Unlimited。スウェーデン人にどのようなお酒が人気なのか気になります。

ここでは主宰のオーケ(Åke)の話しを聞きながら色々な日本酒の飲み比べ。オーケの日本酒に対する知識と愛情はそれはもう、圧倒されるほどです。わたしは日本酒はあまりよく分からないので、焼酎を。そば、米、芋焼酎が揃います。芋焼酎を飲んでいたスウェーデン人に感想を聞いてみたら「う〜ん…なんか飲んだことあるような味。…ズブロッカみたいな。」との事でした。わたしはズブロッカは飲んだ事ないのですがそうなんでしょうか…?

今回、みきちゃんの下調べで今、飲んでおくべきビールを求めてメインホールに。マイクロブルワリーのOmnipolloDuggesMikkellerなどが集まっているブースへ。これらのブルワリーはラベルが可愛いのも特徴。いくつか飲み比べて印象に残ったのはOmnipolloのYellow Belly。これはピーナッツバター・ビスケット・スタウト!味はピーナッツバターかというと違うような気もするけどちょっと甘くて不思議なおいしさでした。





今、話題のマイクロブルワリーが集まったこのブースは常にたくさんの人だかりでスウェーデン人のマイクロブルワリー、クラフトビールへの関心の高さが伺えます。そして、今回思ったのが、参加者に若い男の子たちが多い!去年まではどちらかというと、おじさん率が高かったのに。これも、若者の間でのビール人気を反映しているということでしょうね。

ビール・ウィスキー・フェスティバルと銘打っていますが、最初にお伝えした日本酒のように、色んな種類のお酒が揃っています。

リンゴのお酒、シードル、そしてカルヴァドス。

シャンパンは牡蠣と一緒に。牡蠣屋台のお兄さんは陽気なフランス人。フランス人はやはりボーダーTです。


蜂蜜のお酒、ミード(スウェーデン語ではMjöd/ミョード)は甘くてさっぱりしていてわたしも大好きなお酒。このMjödhamnのミードはスウェーデン産の蜂蜜を使用して作られています。


会場では牡蠣の他にAkebonoのブースでお寿司、フードコートではフィッシュ&チップス、ホットドッグなども購入することが出来ます。わたしたちは寿司ばっかり食べていましたが…。

写真にはありませんが、最後はテキーラで〆。

このビール&ウィスキー・フェスティバルは毎年、9月末と10月あたまの週末(木〜土)に2週にわたり開催されます。入場料(250kr)には特製ビールグラスが含まれています。このビールグラスを持って、気になるブースをはしごします(試飲は別料金)。
このフェスティバルの楽しみ方はビールの飲み比べはもちろん、ビール作りに携わる人たちの話しを聞きながら飲めること、そして、スウェーデン人の飲みっぷり、酔っ払いっぷりが見れること。普段はシャイなスウェーデン人もここではかなりオープン。お互い飲んでるビールを「それおいしい?」なんてきっかけで話しもはずみます。
来年、この時期にスウェーデン旅行を計画されている方は、是非このフェスティバルをのぞいてみてください。スウェーデン人の本当の姿が見られるかもしれません。

そしてスウェーデンではアルコール度数が3.5%を越えるものは国営の酒屋。システムボラーゲットでしか購入することができません(20歳以上)。システムボラーゲットのスタッフは知識も豊富で色んな質問にも答えてくれるので、スウェーデンでお酒を買う時は、スタッフにオススメなどを聞いてみてください。


ストックホルム・ビール&ウィスキー・フェスティバル公式HP(スウェーデン語英語





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