このファニチャー・フェアはノーザン・ライト・フェア(Northern Light Fair)と呼ばれる照明アイテムの見本市と同時開催されます。
初日の朝、プレス関係者を招いてのプレス・インフォメーションが開かれました。わたしたちの目的は今年のゲスト・デザイナー、Guest of Honourとして招かれているnendoの佐藤オオキさん。
佐藤さんは2003年に初めてこのストックホルム・ファニチャー・フェアを訪れ、2004年に若手デザイナーと学生を対象とした展示コーナーGreenhouseに作品を出展されたそです。その際の話しなど(若手と学生のコーナーなのに隣りのブースではおじさんがタオルを出展していた、という…。)を披露して下さいました。
会場のストックホルムスメッサン(Stockholmsmässan)のエントランス・ラウンジにはゲスト・デザイナーの作品が飾られます。雪山をイメージしたという今回の作品は幻想的な空間を創り出していました。
レーザーカットされた100枚以上のプラスティックフォームで作り上げられた雪山の景観は「小さなアイデアが最終的には大きな形となって表現される」というnendoのデザインに対する考え方を表しています。
この今回の展示作品は見ているだけでも美しいのですが、作品内に椅子などが配置され、実際に座って休憩したり出来るようになっており、多くの人が足を止めその空間を楽しんでいました。
ファニチャー・フェアはA〜Cの3つのホールとGreenhouseに分かれて展示されているのですがとても広く、じっくりと見ようと思えば1日では回りきれません。
その中からわたしたちが気になったブースなどをご紹介いたします。
この写真の奥にも写っているASPLUNDのランプはスウェーデン版ELLE interiorの2013年デザインアワード、『ベストランプ(Årets Lampa)』を受賞しています。
この今回の展示作品は見ているだけでも美しいのですが、作品内に椅子などが配置され、実際に座って休憩したり出来るようになっており、多くの人が足を止めその空間を楽しんでいました。
ファニチャー・フェアはA〜Cの3つのホールとGreenhouseに分かれて展示されているのですがとても広く、じっくりと見ようと思えば1日では回りきれません。
その中からわたしたちが気になったブースなどをご紹介いたします。
ekdahls |
SWEDESE |
ASPLUND |
Karl Andersson & Söner |
Gärsnäs |
Svenskt Tenn |
A2 |
STOLAB |
スウェーデンの家具メーカーSundlingsによる家具デザイナーのPeter Anderssonとスウェーデンを代表するテキスタイルブランド10-Gruppenがコラボしたキャビネット。
Sundlings |
デンマークも優れた家具メーカーが多く、今回のファニチャー・フェアでも多くのメーカーが出展していました。
muuto |
HAY |
デンマークの家具や雑貨はカラフルな色づかいが魅力的です。「かわいい!」と思ってブースに駆け寄るとデンマークのメーカーだったこともしばしば。スウェーデン組としてはうらやましいようなちょっと悔しいような…。
そして同じくスカンジナビアのフィンランド。
artek |
発表から今年で80周年を迎えるアルヴァ・アアルトによるStool 60。今回、このフェアでのartekのブースを担当したドイツ人デザイナー Mike Meiréによるスペシャル・エディションも発表されました。
photo: artek |
このフェアは照明アイテム見本市のノーザン・ライト・フェアも同時に開催されているため、もちろん、照明アイテムの出展もたくさん。クリスマス用のランプやイルミネーションの出展があるのはさすがスウェーデン。
広い広い会場を歩いているとだんだんと、疲れてきます。そんな来場者のために(?)出展ブースではコーヒーやジュース、クッキーやブッレなどを振る舞っていることもあります。フェア初日、朝から歩いて疲れていた時にどこかで見たことのある人たちが…。
Juiceverket |
その他にも手淹れのコーヒーが話題のDROP COFFEEなども。各ブース、色々な趣向で来場者の興味をひいていました。
DROP COFEE |
Greenhouseでは前述したように若手デザイナーやアート、デザイン学校のブースが集まっています。
若手、学生といってもその作品の完成度は高く、お店で売られている商品にはない自由な発想がとても新鮮で、いちばん面白いコーナーでもありました。
スウェーデン国立美術工芸大学、Konstfack |
Beckmans College of Design |
klubben(Norwegian Designers Union) |
このgreenhouseでは日本からの出展者も。
そのうちの1人がデザインスタジオ、BEETS inc.を主宰するデザイナー、日比野義之さん。
今回、出展した椅子とランプはフランスのELLE Décoやスウェーデンのインテリア雑誌、Regidenceなどの様々な国のプレスやデザイン関係者からの評判も良く、デザインwebマガジンのdesignboomでも今回のファニチャー・フェア参加のことが取り上げられています。
2004年にこのストックホルム・ファニチャーフェアのGreenhouseに出展し、今や世界中の注目を集めているnendo。最後にそんなnendoとスウェーデンの家具、インテリアメーカーとのコラボアイテムをご紹介します。
David Design×nendo "small black vases" |
wästberg×nendo |
OFFECT×nendo "cape" |
最新のそして長年にわたり愛されるデザインの家具やインテリアをたっぷりと堪能し、春に向けて家の模様替えがしたくなってしまいました。
来年2014年のストックホルム・ファニチャー・フェアの開催は2月4日から8日までの予定で開催されます。最終日は一般にも公開されますので、北欧インテリアに興味のある方は来年の2月、是非ストックホルムにお越し下さい。
※追記(2014.01.24)
2014年のストックホルム・ファニチャー・フェアの情報はこちら。
【News】ストックホルム・ファニチャー・フェア 2014
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