ストックホルムの旧市街ガムラスタン(Gamla Stan)にある宮殿内にある博物館、王室武器庫(Livrustkammaren)で去年の秋から開催されているエキシビジョン"I love you madly"のガイドツアーに行ってきました。
このエキシビジョンの内容はフランス王妃マリー・アントワネットとその恋人だったと言われているスウェーデン貴族のハンス・アクセル・フォン・フェルゼンについて。
コアなファンというわけではないですが『ベルサイユのばら』全巻をスウェーデンにも持ってきて愛読しているわたしとしては見逃せないエキシビジョンです。
王室武器庫は先述したようにストックホルム宮殿と同じ建物内にあります。
入り口は馬の看板が目印です。
宮殿の前にはフェルゼンが仕えたスウェーデン王、グスタフ三世の銅像が。
博物館は入場無料というのもありこのエキシビジョンも事前に一度見にきて予習しておきました(ガイドツアーは有料)。
ガイドツアーの参加者はわたしも含め中高年の女性がほとんど。結果からいうとベルばらを読んでいるわたしとしては特に新しい発見はなかったのですが、それでもベルばらを知らない人たちが語るアントワネットとフェルゼン、というのも新鮮な感じ。
エキシビジョンが行われているのは古い王室の馬車が展示されているスペース。
こんな風に素敵な馬車が並んでいますがフェルゼンとは何の関係もありません。
展示品は少なくほとんどが文章を読みながら進んでいくと行った感じです。
その中でもやはり一番グッとくるのは手紙のコーナー。フェルゼンはいつ誰に手紙を出したのかも書き残していたそうです。まめな男性だったんですね。アントワネットにはもちろん、妹のソフィーにもかなり手紙を書いていたようです。兄から自分がいかにアントワネットを愛しているかを綴った手紙が何度も届くソフィーさん、お疲れ様でした。
フェルゼンといえばハンサムで男らしいイメージを持たれている方も多いのではないのでしょうか?そしてみんな本当のフェルゼンがどんなだったかネットで検索したはず。
若き日のフェルゼン。なんか違う…こんなのフェルゼンじゃない。でもこれがフェルゼンらしいです。フェルゼンというよりハッセ(Hasse:Hansのスウェーデンでのあだ名)と呼びたくなる感じ。
ところでフェルゼン(Fersen)のスウェーデン語の発音は『ファッシェン』みたいな感じに聞こえます。
ガイドツアーで教えて頂いた事で一番びっくりしたのはフェルゼンはアントワネットが亡くなったその後、何人か恋人がいたらしいという事!死ぬまで一途にアントワネットだけを愛したと思ってたのに。
おまけとしてストックホルム、フェルゼン関連のスポットをもう一つ。フェルゼン家のお屋敷Fersenska Palatset。場所は王立公園、Kungsträdgården近くグランドホテルの隣り。ここにフェルゼンがじいやと住んでいたのね…。
建物にはストックホルムの歴史的なスポットに設置されているプレートが。
いつもパリにいるイメージのフェルゼンだけど本当にストックホルムにもいたんだ、と思えるエキシビジョンI love you madly、入場も無料なのでベルばらファンの方は是非ご覧になってください。
I love you madly
場所 王室武器庫(スウェーデン語 Livrustkammaren / 英語 The Royal Armoury)
住所 Slottsbacken 3, 111 30 Stockholm
開催期間 2017年10月27日〜2019年1月6日
入館料 無料
web スウェーデン語/英語
にほんブログ村
にほんブログ村